任天堂公式サイト「バーチャルボーイ」よりキャプチャ

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10月13日に発売された「PSVR」こと「PlayStation VR」。最近話題のバーチャルリアリティシステムを使った迫力ある3D映像が売りのこのゲームは、新宿のヨドバシカメラではオープン前から行列ができるほどの大人気。Twitterではこのブームに乗っかって「PSVRゲットした」とツイートしつつ、「バーチャルボーイ」という似た形の20年以上前に発売されたゲーム機をアップする人が続出している。

「PSVR」じゃなくて「バーチャルボーイ」?


「PSVR」はゴーグルのような機材を装着することで、360度全方向がゲームの世界になるという臨場感を体験できるシステム。実はこの「ゴーグル型」ゲーム機は過去にも発売されており、それが任天堂の「バーチャルボーイ」だ。




この「バーチャルボーイ」が発売されたのは1995年のこと。右眼と左眼とで異なる映像を写すことで、3D映像を実現したという任天堂の意欲作だ。残念なことに当時はそれほど人気が出なかったようなのだが、VR技術が話題になった近年ようやく再評価の兆しが。10月13日現在、1994年に発売された「PlayStation」の中古品がAmazon.co.jpの通販で最安値1,000円で売られているのに対し、「バーチャルボーイ」は一番安くても12,000円での販売になっている。

他にも「PSVR風」ゲーム機が続々登場


そんな「バーチャルボーイ」の所有者たちは、「PSVR」発売に合わせてここぞとばかりに画像をTwitterに投稿。「PSVRゲットした」「やったー! PSVR!」と言いつつ、添付されている写真は「バーチャルボーイ」のもの。これには「このPSVR、ハードオフに先日ありましたな」といったツッコミが。他にも、大画面でゲームをしている感覚を味わうことができるという触れ込みでタカラから発売されていた「ダイノバイザー」というゴーグル型の機材や、セガから発売されていたサングラス型のディスプレイ「3-Dグラス」などの画像も、「PSVR」という名目でTwitterにアップされている。