画像はイメージです。

写真拡大

運転マナーの悪い地域として何かと引き合いに出されがちな名古屋。「名古屋走り」と呼ばれる独自のルールに基づいて走るその運転は他地域から来た人の恐怖を煽っているが、なかでも「右折フェイント」と呼ばれる走り方が恐ろしすぎるとネットで注目されている。

怖すぎる! 右折フェイントとは!?


渋滞時、どうにかして前の車を追い越してしまいたいと思う人は少なくないはず。それを大胆にも実行してしまうのが、名古屋名物の「右折フェイント」だ。

まず、前の方に車が詰まっているとみるや、右折する気がなくても右折レーンに入る。直進レーンよりも右折レーンは空いていることが多いので、これでさっきまで自分の前にいた車たちと並ぶことができる。そこで交差点直前で右折レーンからいきなり直線レーンに侵入すれば一気に先頭に立つことができる。つまり、右折レーンを追い越し車線として利用しようという寸法なのだ。

この「右折フェイント」に悩まされているのは他地域から来た人だけではなく、名古屋人たちも「これはホント嫌い」「名古屋民だけどこれだけは無理」と拒否反応を起こす人が多いよう。
日本自動車連盟(JAF)の公式フェイスブックページには、「名古屋走り」に関する交通安全インストラクターのコメントが掲載されている。ドライブレコーダーに記録された危険な割り込みの動画もあり、何の合図もなく隣の車線から突っ込んでくるので、ほとんど回避は不可能な様子だった。

名古屋以外にも危険な地方ルールが…


愛知県は、2015年まで13年連続で交通事故死亡者数が全国1位で、2016年上半期にも同ランキングで1位になってしまうなど、不名誉な記録を更新し続けている。「こんな運転してるんだから名古屋じゃ事故は減らないよ」という声もあるが、実はほかの地域にも危険なローカルルールは存在している。

山梨県には、本来なら左折や直進が優先されるべきところでも右折の車両が優先されてしまうという「山梨ルール」があったり、香川には踏切に入る前に一時停止しないという「香川ルール」などが存在。さらに岡山県ではウインカーを出すのが遅すぎたり、ともすれば出さなかったりするドライバーが多すぎるため、路上に「★合図」という表示が書かれる事態にまで発展しているようだ。