小さい頃、ひよこを授かろうとスーパーで買った卵を温めながら就寝したことがあります。結果、寝返った拍子に割ってしまい、ふとんはビチャビチャに……。幼きゆえの行いですが、あの頃の記者には“育てたい願望”があったのでしょう。

タマゴの頃からお世話して、孵化させると何かが生まれる


昨日、タカラトミーが新商品『うまれて! ウーモ』(各8,800円/税抜)の記者発表会(またの名は「孵化体験会」)を開催しています。


「10月7日から世界34の国と地域で発売される、これまでにない新しい体験をご提供できる商品です」と、同社からの煽りはとにかく凄かった!

期待、否が応でも高まるじゃないですか? でも、逆に言うと期待感しか抱けなかったのです。どういうことかと言うと、かなり厳しい情報規制が敷かれていたこの商品。マスコミらに対しても事前情報は全く公開されず、発表会入場時には情報解禁日時(10月7日のAM4:00)以前に情報を漏らさないよう署名まで義務付けられたくらいだから!
そんなこんな厳重体勢のまま、この発表会は開催されました。『うまれて! ウーモ』のコンセプトは「タマゴの時からお世話をして生まれてくる」。世界同時で発表される商品ですが、時差の関係で一番最初に目にしたのは我々だったようです。

そしてこの日は、スペシャルゲストとしてタレントの鈴木梨央ちゃんが登場!


タカラトミーのH.G.メイ社長から梨央ちゃんに『うまれて! ウーモ』がプレゼントされました。


「今日、この発表会でまだ誰も見ていないこのウーモをプレゼントしたいと思います。世界第1号として、ぜひこのウーモを皆さんの前で孵化してみてください!」(メイ社長)
ウーモを渡された梨央ちゃんは、何かに気づいた様子。


「なんか、喋ってましたよ!? 喋ってた! あ、喋ってます! なんか鳴いてるのかなぁ?(ウーモに向かって)お〜い、聴こえる?」(梨央ちゃん)

では、梨央ちゃんにがんばって孵化させてもらいましょう! 孵化をするためにはタマゴを温めないといけない。温めていると中から声が聴こえ、外から“コンコン”とノックすると中から“コンコン”とノックし返してくれます。タマゴを振ると、中で赤ちゃんが笑ってたり。


「笑ってる〜! スゴーい! 早く生まれてこ〜い!」(梨央ちゃん)
どうやら“触る”というコミュニケーションを通じて、タマゴからは色々なリアクションが返ってくる模様。愛情をたっぷりとかけてあげることにより、孵化が始まります。

そして、孵化が進むと殻が割れ始めた!


遂には、ウーモの姿が見えた!!


この時、ウーモの目は青く光ってました。実は、目が青いのはあまり機嫌がよくない状態を表しているとのこと。だから、頭を撫でてみます。すると、ウーモが歌いだした!


「わ、動いてる〜! 可愛い、おいでおいで! なんか、自分の子みたいですね(笑)」(梨央ちゃん)
実際に私もタマゴを手にとって温めてみたんですが、孵化寸前はかなり激しい振動が響きます。そして、遂には“バリッ!”と大きな衝撃とともに所々が割れ始めます。

でも、孵化させる努力をやめてしまうとそれらの活動も中断されます。逆に言うと、眠っている間にタマゴから生まれるという事態は起こりません。

生まれたら、それからは育てる


ウーモは、タマゴから孵化して終わりではないらしい。お世話やコミュニケーションをとっていくことで、楽しい反応をたくさん返してくれます。
例えば目が紫色の場合は“お腹が空いている状態”を表しているので、ウーモをななめに傾けると「モグモグ」と声を発し、嬉しそうに食事します。ウーモを「ブン、ブン!」と動かす“飛行機遊び”をしてあげると、感情豊かに喜ぶし。

メイ社長 孵化するまでのワクワク感はどうだったかな?
梨央ちゃん 本当に楽しかったです。優しい子になってほしいので、これからもしっかり育てたいと思います!

「どのウーモが出てくるか?」は「男の子かな、女の子かな?」と同じ気持ち


ここからは、ウーモのもっと詳しい特徴が解説されました。実は、ウーモは大きく分けると2つの種族に分かれるらしい。ペンギンとコアラをモチーフにしました「ペンコ属」と、リュウとイーグルをモチーフにした「リューグル属」の2つです。
「卵の色は4色なんですけど、ウーモは8匹います。1つの卵からどちらのウーモが出てくるかは生まれてからのお楽しみになっております。我々もそうですよね? 子どもが生まれる時、『男の子かな、女の子かな?』『パパ似かな、ママ似かな?』と楽しみに待ちますが、子どもたちにも『どっちの子が生まれてくるかなあ?』とワクワクしながらタマゴのお世話、そして孵化を体験していただきたいと思います」(担当者)

実は、ウーモを手に取ったならば是非ともオススメしたい“3大お世話遊び”があるらしいです。
(1)こちょこちょ
ウーモのお腹を押してあげると、笑い転げる。くすぐってあげることができます。笑い声が天使みたいにかわいい!

(2)おどってウーモ
2段階目の「キッズ」に成長するとウーモは少し動きを覚え、軽快な音楽に合わせ踊ることができるようになる。

「ウーモの頭を触ってあげることで……わかりますか? ドラムの音が聴こえます。これがあることにより、こっちもノリノリでウーモと一緒に踊ってコミュニケーションを楽しむことができる。これもウーモの大きな魅力です」(担当者)
(3)まねしてウーモ
2段階目の「キッズ」に成長すると、ウーモは言ったことをそのままマネしてくれるようになる。何でも真似してくれるので、日本語だけじゃなく何語でも話せるようになります。

「この子は最後に覚えた言葉を忘れないので、例えば『大好き!』と覚えさせておくと、何の気なしに『大好き!』って言ってくれるんですね。そうすると『わー、僕も大好きー! ウーモ!!』と、頭を撫でてあげられる。そうすると、また喜んでくれる。相思相愛を楽しんでいただくことができます」(担当者)

「モノよりコト」を体験できる


記者も実際にウーモを手にとってみたんですが、その愛らしさと言ったら! 母性本能をくすぐられました。





かなりほっこりな気持ちになった記者でしたが、どうやらこれは狙い通りのよう。
「『モノよりコト』と言われて久しい昨今ですが、ウーモはタマゴの頃からお世話し、孵化して楽しむことができる。最高の体験、つまり最高の“コト”をお子様に提供できるんじゃないかなと思っております。さらにスマホ、アプリ、VR、様々なデジタルが進歩するこの世の中で、今ここに寄り添ってくれるウーモのお世話をしたり、心を触れ合わせて遊んでいただくと、心が優しくなったり、愛情深いお子様に育っていただけるんじゃないかなと思っています」(担当者)

ウーモを卵からかえしてあげ、お世話して育ててあげる。この営みにより、強い絆が生まれるのでしょう。


「子どもたちにとって“強い結びつき”を身近に感じられる存在にウーモがなってくれればいい。そんな思いで、私たちはおります」(担当者)

(寺西ジャジューカ)