赤羽といえば林家ペー&パー子夫妻であり、戸越銀座といえばCharであり、吉祥寺といえば楳図かずお先生である。筆者には吉祥寺在住の友人がいて、楳図先生をよく見かけるそう。うらやましいかぎりだ。

楳図かずおのボーダー柄をカレーで再現


しかし、吉祥寺に住まずとも楳図先生を体感できる手段がある模様。これを食べればいいのだ。株式会社ノーツが9月より発売しているのは、その名も『楳図かずお恐怖カレー』(税抜600円)である。


「今年は楳図先生が80歳のお誕生日を迎えるメモリアルイヤーであり、そして弊社スタッフが大の楳図先生ファンという事もあり、コラボをお願いさせていただきました」(担当者)

ところで、楳図先生のトレードマークといえば「赤と白のボーダー」。どうやら、今回のレトルトカレーにもその色合いは反映されているらしい。


それぞれ別のパウチに入った「赤カレー」と「白カレー」をほかほかごはんに綺麗にかければ、このような赤白ボーダーが出現するという按配だ。

でも、最も気になるのはカレーの“味”なわけで。商品ページには「味は……食べてのお楽しみ! グワシ!!」と書いてあるけども。はたして、どんな味なのかしら?
「恐怖要素の一つとなりますので、是非みなさんにお召し上がりいただきご確認いただきたいです」(担当者)

「恐怖カレー」だけに、カレーに“恐怖”が潜んでいる……?


そんなこと言われたら、取り寄せるしかない。注文すると、数日後に『楳図かずお恐怖カレー』が到着!


パッケージには、まことちゃんの下で楳図先生が「ギャァーッ」と悲鳴を上げている構図が載っている。これは“恐怖要素”が含まれているというカレーを食べたから? 確認すべく、実際にレトルトをお湯に投入して3分待機してみよう。


そして、お皿に盛る。


これが、はっきり言って難しい。赤と白を交互に注いでいくのだが、トロットロの液体なので、思い通りになってくれない。結果、こんな仕上がりに……。不器用で、本当に申し訳ない。


ただ、赤と白でくっきりボーダー柄になっているのはわかっていただけると思う。うまくよそれば、こんな綺麗なボーダーになる。



じゃあ、『楳図かずお恐怖カレー』をいただきます! ……へ? 美味しい。普通に美味しい。楳図先生も、こう言ってるし。


赤と白はそれぞれ味が異なり、単色で食べるのもOK。でも、ぶっちゃけそれじゃ物足りない。赤と白を混ぜた途端、奥行きが深くなり本領を発揮する。


どんな味かは他言無用なので控えるけども、私と楳図先生は文句なしに大好き!
「先生は『普通に美味しかった!』とコメントくださいましたし、他の方々からも『思ったより美味しい!』という声がありました」(担当者)

やっぱり、結局は美味しいのだ。たしかに赤と白を混ぜると、見た目は恐怖かもしれないけど。


1食で二度美味しい“合いがけカレー”の感想は、グワシ!!
(寺西ジャジューカ)