リアル激闘ムービー「対決」は、韓国版「ドランクモンキー 酔拳」と考えることができる。ここにインドネシア伝統武術のシラットからカリ・アルニス、ブラジリアン柔術、ボクシングを組み合わせて派手な見どころを提供し、新鮮さを加えた。映画の中のあちこちで感じられる「ドランクモンキー 酔拳」の香りが、中壮年層の郷愁を刺激する。

「僕は映画を楽しく見ました。思っていたようにアクションシーンが強く出てきて、個人的には満足です。実際にジャッキー・チェン、ドニー・イェン(甄子丹)などは、すべての男たちのロマンでしょう。女性客の皆さんがどのように受け入れるのか、ちょっと心配になったりもします。僕も幼い時、香港映画が大好きでした。アンディ・ラウ(劉徳華)になりきって武術に命捧げて自分の彼女を救うという、そんな想像をしたりしましたね。はは」

「対決」で悪役の味わったオ・ジホは、さらに落ち着いて我慢強いキャラクターに挑戦してみたいという願望を語った。今後の新しい演技に対する期待感を高めた。

「次に悪役のオファーが入ってきたら、もう少し奥深く、濃厚に入りたいです。『チェイサー』のハ・ジョンウさんの役のようにです。悪役をしたいという願望は常に持っていました。もし後にそのような役がきた時は、どんな姿に変身するのか具体的に考えてみたりもしました。僕は演技だけでなく、外見的にも変化する準備ができています。本当にいつか無慈悲な役どころを必ずしてみたいです」

オ・ジホは今年、これまで以上にスクリーンで精力的に活動している。22日「対決」が韓国で公開されたが、映画「悪夢」、恋愛映画「コーヒーメイト」も公開を待っている。それと共に11月には台湾の映画撮影を進める。彼は「僕が常に、20代、30代、このように10年を眺めて計画を立てるほうだ。映画の分野で幅を広げるのが計画の中に一つであった」として、「きちんきちんと経験を積み上げれば、さらに色々な姿をお見せすることができはしないかと思う」と話した。

「(チャン)ヒョクと『チュノ〜推奴〜』の撮影の時に、杯を傾けて、こんな話を交わしたことがありました。しっかり現状維持して、50代でも恋愛もの、アクションを逃さないでいようと。あたかも韓国映画を担って行く人々のように。ハハ。でも、本当にそうなりたい思いが切実です。だから、常に暇ができるたびに運動して、アクション練習に臨んで、体力の管理に努めています。容姿は以前のようではありませんが。僕は本当に演技に対して欲張りなんです。正統派ラブロマンス、アクションなど、ジャンルを問わず多様な作品でお会いしたいと思います」