【警告】日本=なし スウェーデン=ミロシェビッチ(26分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(日本)

写真拡大 (全4枚)

[リオ五輪グループリーグ第3戦]日本1-0スウェーデン/現地8月10日/アレーナ・フォンチ・ノーバ
 
【五輪日本代表・総評】 6
前半はアタッキングサードまで侵入するも、スローテンポに持ち込まれて相手のブロックをこじ開けられず。矢島と鈴木を投入後に圧力を上げて波状攻撃を仕掛け、後半は完全に主導権を握った。3戦目で今大会初勝利も、時すでに遅しだったのが悔やまれる。
 
 [個人採点・寸評]
[GK]
12 中村航輔 6
櫛引を押しのけ、2試合連続スタメン出場。前半終了間際のFKは直前でバウンドが変わってヒヤリとしたが、なんとか回避。攻めてこないスウェーデンにも助けられ、クリーンシートを達成した。
 
[DF]
2 室屋 成 6
立ち上がりから攻守に積極性を発揮。特にクイアソンとのマッチアップで主導権を握り、右サイドからの攻撃を牽引した。及第点の働きだが、クロスにもう少し工夫が欲しかった。
 
5 植田直通 6
身長180センチオーバーのアイダレビッチとイシャクを相手に空中戦を制圧。32分には相手DFの上からヘディングシュートを放ったが、GK正面に飛んでしまった。3試合目にして無失点に抑えたが、グループリーグ敗退とあって、本人に笑顔はなかった。
 
6 塩谷 司 6
イシャクとの肉弾戦で何度も地面に打ちつけられながら、粘り強く対応。時には大胆なサイドチェンジやインターセプトから前に出て行くシーンもあり、従来の水準にパフォーマンスを取り戻した。
 
15 亀川諒史 6
オーバーエイジの藤春に代わって今大会初スタメン。高い位置取りからどんどん仕掛けて行き、室屋に負けじと左サイドの攻撃の圧力を高めた。球際でもしっかり身体を入れて戦っていた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
[MF]
3 遠藤 航 6
中盤でどっしり構えて、スウェーデンの攻撃を食い止める。63分には左サイドからのクロスに頭で合わせるも、相手GKのファインセーブの前にゴールならず。それでも、最後まで攻守にチームを支えた。
 
8 大島僚太 6.5
カウンター、遅攻、いずれのシーンでも背番号8が起点に。65分にはするすると守備網をすり抜けて左サイドを崩し、矢島の先制弾を演出した。その活躍はこの試合のMVPに相応しい。
 
10 中島翔哉 4.5
6分に遠藤の絶好の浮き球にシュートを打たず、46分の高速カウンターでもフィニッシュではなくパスを選択。いずれの決定機も逃し、チームに貢献できなかった。後半はシュートも狙ったが、空回りした印象は否めない。
 
18 南野拓実 5(57分OUT)
中央に絞り、室屋の“通り道”を創出。ただ、その一方で右足首痛の影響か、周囲と連係が合わない場面も。明確な見せ場を作れず、膠着状態を脱せられないまま、57分にピッチを後にした。
 
[FW]
13 興梠慎三 5.5(77分OUT)
ボールが収まらないなかでも焦れず、巡って来たチャンスでしっかりタメを作る身体の使い方としなやかさはさすが。32分にゴール前で放った反転シュートは相手GKの好セーブに遭った。
 
16 浅野拓磨 5.5(61分OUT)
右足かかと痛を押して強行出場。オーガナイズされた相手の最終ラインの前に、スピードで裏に抜け出した場面はごくわずか。シュートも1本に抑えられ、不完全燃焼に終わった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。