iPhoneをカバンから出さずにMacで電話に出る方法。Safariから電話もかけられます:iPhone Tips

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日頃からパソコンの前に座っている時間が長いと、iPhoneにかかってきた電話に出るのが億劫になることはありませんか。作業を中断して端末をカバンなどから出して手に取る、という動作にわずらわしさを感じる人は少なくないでしょう。

OS X Yosemite以降のMacには、こうした際に便利なMacからiPhone経由で発着信ができる機能が備えられています。この機能を利用すれば、iPhone宛の着信に端末を手にすることなく応対できます。
また、Safariで調べた飲食店の電話番号にMacから直接電話をかけるといったこともスムーズに実行可能。MacとiPhone両方を使っている人は、知っておいて損のない機能といえるでしょう。

【ギャラリー】MacからiPhone経由で電話をかける:iPhone Tips (8枚)

Macで発着信するための設定を確認する


まずはMacとiPhoneを同じWi-Fiネットワークに接続します。次に、MacとiPhoneが同じApple IDでiCloudにログインしているか確認しましょう。Macは「システム環境設定」の「iCloud」で、iPhoneは「設定」の「iCloud」で確認します。

▲Mac側は「システム環境設定」の「iCloud」をクリックして、Apple IDを入力してログインする

iPhone側は「設定」の「iCloud」で、Macと入力したのと同じApple IDを入力しよう

同じApple IDでログインしたことを確認したら、「FaceTime」がオンになっているかを確認します。MacはFaceTimeアプリの「環境設定」を開きます。ここで、「iPhone セルラー通話」にチェックを入れておきましょう。iPhoneは「設定」の「FaceTime」でオン・オフを切り替えることができます。これで設定は完了です。

▲続いて再びMac側。FaceTimeアプリの「環境設定」で「iPhone セルラー通話」にチェックが入っていることを確認しよう


Macから着信・発信する


設定を済ませると、MacからiPhone経由で電話をかけたり、受けたりできるようになります。電話がかかってくると、画面右上にポップアップが表示されるので、「応答」をクリックすると、Macで電話を受けられます。逆に、Macから発信するには、FaceTimeの履歴などから受話器のアイコンをクリックし、メニューから「iPhoneで通話」欄にある電話番号をクリックすればOKです。

▲電話がかかってくると、画面右上にこのようなポップアップメニューが表示される。「応答」をクリックすると通話開始

▲通話中はこのような表示に。「終了」をクリックすると通話終了

▲Macから電話をかけるには、FaceTimeアプリで発信したい相手の受話器アイコンをクリックし、「iPhoneで通話」欄にある電話番号をクリックする

Safariで調べた電話番号に直接発信


Safariで飲食店などの情報を調べ、予約を取りたいといった場合にも、この機能は役立ちます。Safariで電話番号を選択してメニューをクリックするだけで簡単に電話をかけられるのです。店舗のサイトで電話番号をドラッグして選択。この状態で表示される右側のアイコンをクリックすると、メニューが表示されます。そこで「iPhoneで"(電話番号)"に電話」をクリックすれば、Macから直接そのお店に電話をかけられます。

▲Safariで目的の店舗などのサイトを開き、電話番号をドラッグ。右の矢印をクリックすると表示されるメニューから"iPhoneで〜"をクリックしよう