【2ndステージ2節のベストイレブン】

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 J1リーグは7月9日に第2ステージ2節の9試合を行なった。ここでは、その9試合からサッカーダイジェストWeb編集部がセレクトしたベストイレブンを紹介する。
 
【選出理由】
 途中出場で2ゴールを決めたG大阪のパトリックが今節のMVPだ。78分にヘディングで今季初ゴールを挙げると、終了間際に左足で強烈なシュートを叩き込み追加点。前節までノーゴールと不振にあえいでいた助っ人が、ついに躍動した。

 今節は中盤でも複数の選手が好パフォーマンスを披露し、5人すべてが採点「7」。とりわけ、鮮烈な直接FKでゴールを挙げ、守備でも隙を作らなかった阿部の出来は秀逸だった。

 最終ラインでは、新潟を下す決勝点を挙げたA・バイアが「7」。的確なカバーリングでピンチの芽を摘み、コーチングで守備をまとめたディフェンスリーダーとしての働きが光った。
【今節のベストイレブン】
GK
18 キム・スンギュ 6.5
2失点したものの、相手を褒めるべき。それ以外は判断ミスもなく、ほぼ完璧な内容。スーパーセーブ連発でチームを救った。

DF
6 室屋 成 6.5
攻守の切り替えや局面での判断に問題は見られず、J1デビュー戦とは思えないほど、堂々たるプレーを見せる。そのインパクトの大きさを踏まえてMOMとした。

4 アンドレ・バイア 7
ゴール前の統率力が素晴らしく、ただ引いて守るだけではない守備を演出。値千金の決勝ゴールも。

6 遠藤 航 6.5
右ストッパーでフル出場。対峙したクリスティアーノには時間が経つにつれて対応力が増し、後半はほぼ完璧に抑え込む。途中出場のドゥドゥにもなにもさせなかった。

20 車屋紳太郎 6.5
序盤から自慢の快足を飛ばし、左サイドを駆け上がる。53分にはシュート性のクロスで大久保のゴールをアシスト。チームを楽にする追加点をもたらした。

MF
22 阿部勇樹 7 
23分のダイナマイトハーフボレーは会場全体から感嘆のため息が漏れ、32分の直接FK弾で歓喜をもたらした。「狙っていたところに蹴れた。ここから勝ち続けていくことが大事」と気を引き締めた。

10 大島僚太 7
稀代のコンダクターたる雰囲気を醸し出す。様々な場所に顔を出してパスを受け、散らすだけでなく、常に危険地帯を狙う姿勢で先制ゴールの起点に。54分には一気にギアを上げてボールを持ち上がった。

25 遠藤 康 7(87分OUT)
ボールを奪った後の特攻役として存在感を発揮。14分の決定機では枠を捉えられなかったが、金崎のシュートに誰よりも早く反応し、貴重な先制点を奪った。ファウルを誘って流れを呼び込む巧さも光った。

24 鎌田大地 7(80分OUT)
守備も手を抜かず、自分にボールが入った時のアイデアの豊かさが光った。数字的にも1ゴール・1アシストの活躍。文句無しのMOM。

11 齋藤 学 7
両チーム合わせて最多となる4本のシュートを放ち、破壊力抜群のドリブル突破で相手守備陣を切り裂いて貴重なゴールを決めた。

FW
THIS WEEK MVP
29 パトリック 7(65分IN)
78分には中央で待ち構えてヘディングシュートを放ち、今季初ゴールをマーク。さらに終了間際、今度は左足で強烈なシュートをお見舞いし、この日2ゴールと大爆発した。

※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。