アイスランドのG・シグルズソン、ユーロ敗退も「特別な体験だった」

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 ユーロ2016準々決勝が3日に行われ、アイスランド代表はフランス代表と対戦し、2−5で敗れた。試合後、同国代表として背番号「10」をつけてプレーしたギルフィ・シグルズソン(スウォンジー)がコメントを残した。

 本大会初出場となったアイスランド。グループステージではポルトガルらと対戦し、2位通過を果たした。決勝トーナメント1回戦では予選10戦全勝で前評判が高かったイングランドと激突。PKで先制点を奪われるが、直後に逆転し金星を挙げた。

 そして3日、快進撃を続けるアイスランドはベスト4進出をかけて開催国フランスと対戦。しかし、試合開始12分で失点を許すと、前半のうちに4失点を献上してしまう。後半に入って1点を返すなど反撃を見せるが、終わってみれば2−5と力の差を見せつけられた。

 同国の中心選手としてチームをけん引してきたG・シグルズソンは、「前半の出来にはがっかり」と4失点を喫した前半のプレーぶりを悔やんだ。だがその上で、「フランスは勝つべくして勝った」と相手を称えた。

 人口33万人の小国ながら奮闘を続けてきたアイスランド。G・シグルズソンは今大会を振り返り、「素晴らしい大会を送ることができたし、小さなチームにとっては特別な体験だった。少し出来すぎだったかもしれない。誰にも期待されていなかったことを成し遂げたのだと思う」とベスト8進出に胸を張った。

 さらに、「アイスランドの未来が明るいものになるよう願っているよ。僕らはこれからも進歩し続けていけると思う」と語り、クロアチア代表やトルコ代表などと対戦するロシア・ワールドカップ欧州予選を見据えた。