台湾の先住民描いた映画「太陽の子」、日本初上映
(東京 25日 中央社)台湾原住民(先住民)にスポットを当てた台湾映画「太陽の子」(太陽的孩子)の上映会が24日、東京にある台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開かれた。同作品が日本で上映されるのはこれが初めて。
同作は、台北で働く先住民の女性が、台湾東部・花蓮にある故郷のかつての姿を取り戻すため、地元の人々とともに棚田の再生を目指す物語で、実話を基に製作された。昨年の映画賞「金馬奨」では最優秀脚色賞など3部門にノミネートされ、最優秀歌曲賞を受賞している。
上映会には、同代表処の謝長廷代表(大使に相当)も出席。同作では少子高齢化や天災など、台湾と日本が直面している問題が扱われていると語った。
また、監督の一人であるチェン・ヨウジエ(鄭有傑)氏と、日本での上映に尽力したジャーナリストの野嶋剛氏によるトークイベントも行われ、上映会を盛り上げた。
台湾文化センターは7月3日に追加上映を行うほか、今後、山形や沖縄などでの上映も計画されている。
(楊明珠/編集:杉野浩司)
同作は、台北で働く先住民の女性が、台湾東部・花蓮にある故郷のかつての姿を取り戻すため、地元の人々とともに棚田の再生を目指す物語で、実話を基に製作された。昨年の映画賞「金馬奨」では最優秀脚色賞など3部門にノミネートされ、最優秀歌曲賞を受賞している。
また、監督の一人であるチェン・ヨウジエ(鄭有傑)氏と、日本での上映に尽力したジャーナリストの野嶋剛氏によるトークイベントも行われ、上映会を盛り上げた。
台湾文化センターは7月3日に追加上映を行うほか、今後、山形や沖縄などでの上映も計画されている。
(楊明珠/編集:杉野浩司)