ヴァーディ獲得は破談? ヴェンゲル「現時点で知っていることは彼が残るということ」

▽アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、獲得を目指していたレスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ(29)について、レスターに残ると考えていることを明かした。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

▽2015-16シーズンのプレミアリーグで24得点を挙げ、得点ランキング2位の活躍をみせたヴァーディ。レスターの奇跡の優勝の立役者となったが、今夏のアーセナル移籍がクラブ間合意に達していたとされていた。

▽ヴァーディはイングランド代表の一員として、現在フランスで開催されているユーロ2016に出場。大会前に話をまとめたいと考えていたアーセナルだったが、ヴェンゲル監督が中国のテレビのインタビューで、ヴァーディのレスター残留を明かした。

「ジェイミー・ヴァーディに関して、現時点で私が知っていることは、彼がレスターに残るということだ」

▽また、レスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ副会長は「すぐにニュースになるだろうが、私は彼がチームに残ると思っている」と発言しており、その言葉通り来シーズンもレスターでプレーする可能性が高まってきた。

▽アーセナルはヴァーディ移籍に必要な契約解除金の2000万ポンド(約31億円)をレスターに支払うことで合意に至ったとされていたが、本人が残留を決断したようだ。

▽なお、ユーロ2016に臨む前にヴァーディは「今はイングランドのことに焦点を当てたい」とコメント。「イングランドを代表してきているし、それが今考えたいことの全てだ」と語っていた。