写真提供:マイナビニュース

写真拡大

スウェーデンのボルボ・カーズが2台の新たなコンセプトカーを公開した。ボルボのプレミアムコンパクト戦略を具現化した新型40シリーズのコンセプトカーで、新世代プラットフォームCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)による初のモデルとなっている。

新たに発表した新型40シリーズのコンセプトカーは、斬新なデザインのエクステリアとインテリア、先進的なコネクティビティ、車両の電動化、さらに自動運転技術を兼ね備えたモデルに。ボルボは市場規模が大きく、収益性も見込めるプレミアムコンパクトカーのグローバル市場にこのモデルで参入する。

同コンセプトカーは、ボルボの新世代アーキテクチャーCMAから生み出される初のモデルとなっており、これにより大胆で斬新なデザインと設計を追求することが可能となった。搭載するパワートレーンには新型T5ツインエンジンが含まれ、これは新型3気筒ガソリンエンジンと電気モーターを7速デュアルクラッチトランスミッションに接続したもの。既存のツインエンジンAWDアプローチを小型車用の前輪駆動システム向けに調整したものとなっている。

新型40シリーズにはピュアEVも用意される。これはすべてのラインナップで電動化をめざすというコミットメントに沿ったもので、ボルボは電動化車両を2025年までに累計100万台販売する目標を掲げている。今後4年以内に世界的な高級車メーカーと互角に競えるブランドとなることもめざしており、新型40シリーズはその第1弾ともなっている。

(山津正明)