12月から5月までがシーズンであるいちご。パフェやタルトなどにしてもいいし、そのまま食べても美味しい。この時期だけの楽しみであるいちごをなんとカレーにまで入れた「いちごカレー」が東京浅草の東京スカイツリー至近に存在する。果たしてどんな味なのか? いちごは、カレーのスパイシーさと合うのだろうか?

季節限定で予約しないと食べれない



いちごカレーが食べられる店は、スカイツリー近くにある「カフェ・ラティーノ」。自転車好きのご主人らしく、自転車で来店してカレーを注文した人にはドリンクをサービス。ドリンクのみの注文であれば100円引き、そして自転車用工具のや空気入れの貸出もあるというもてなしぶりだ。


通常のメニューは10種類以上あるカレーが中心。シンプルなプレーンカレーからアイスクリームカレーまでさまざまだ。風変わりなメニューもあるが、ルーはどれも本格派。野菜を煮込んでいるのはもちろんのこと、りんごやにんにく、トマト、セロリ、鶏ガラ、とんこつ、ヨーグルトとあらゆる食材の恩恵を受けている。また、店舗にも並ぶカレースパイスは、辛さ1辛〜50辛までお好みで選べる。
いちごカレーは5月までの季節限定メニューで予約制なので、あらかじめメールか電話で連絡をしておく必要がある。今回はいちごラッシーのセット(1,530円)を注文した。


こちらがいちごカレー。フラワーアレンジをしたような芸術的な盛りつけだ。
ライスはサフランライスといちごを混ぜており、角切りにしたいちごが入っている。いちごは常温で食べやすい頃合いになっていた。


カレールーのなかにもいちごが3コほど入っている。ちなみに使用しているいちごは全て、甘みが強くて大きい栃木産のとちおとめなので、食べ応え抜群だ。
ルーをいちごサフランライスにとろりとかけていただく。甘酸っぱくて柔らかないちごとスパイシーなカレーは相性がとても良い。いちごを噛むと、甘酸っぱい果汁がジュワッと口に広がっていく。元々ルーにもフルーツが隠し味として入っているので、さらにさらに私たちを新しいカレーの次元に連れて行ってくれる。


そして、いちごカレーとセットのいちごラッシー。食べるものがほぼピンクということは初めての経験だった。
(松岡佑季)

【カフェ・ラティーノ】
住所:東京都墨田区東駒形1-12-10
営業時間:11:45〜14:00、18:00〜21:00
定休日:日曜日祝日