中国メディア・捜狐は26日、「日本は一体どれだけ発展しているのか」と題し、ネットユーザーから寄せられた「だから日本はすごい」という経験談を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・捜狐は26日、「日本は一体どれだけ発展しているのか」と題し、ネットユーザーから寄せられた「だから日本はすごい」という経験談を紹介する記事を掲載した。

 記事が最初に紹介したのは「クレヨンしんちゃんが、犬の散歩で袋とスコップを持っていた」というもの。何の変哲もないアニメの1シーンのように思えるが、こういった部分にまでマナー教育が根付いていることへの驚きをこのユーザーは抱いたようだ。

 続いては「2008年の四川大地震の際、コンビニのレジ前に義援金ボックスが置かれていたこと」だ。自国の災害ならともかく、他国の大規模な災害に対してまで草の根の募金活動が行われる心の温かさを感じたのだろうか。

 次は、食堂でのバイト経験談。おにぎりを作るのに1つ1つ正確に米の重さを量る理由を尋ねたところ、店長から「大事なのは客が食べて分かるかどうかではなく、基準をちゃんと守り、品質を一貫して保つことだ」と教えられたという。「差不多」(大差ない)文化とも言える中国社会から見れば、この正確さは驚異的に違いない。

 このほか、「日本旅行中に道に迷い、やむなく民家を訪ねて道を聞こうとしたところ、なんとホテルまで自動車で送ってくれた」、「ドラッグストアで、店員が目の不自由な客が購入した品物を丁寧にリュックの中に入れ、最後にはお辞儀をして送り出していた」といったエピソードが紹介されている。

 そして記事は「世界を見ずして、どうして世界観などできようか」とし、親日だろうが反日だろうが実際日本に行ってから、日本に対する評価を下すべきであると評論。ビザ取得が容易になった今、「行ってみないのは残念ではないか。少なくとも、美味しいものがいっぱいあるのだから」と締めくくった。そう、「民以食為天」(民は食をもって天となす)。すなわち、民にとっては食べ物によるモチベーションが一番大事なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)