今からでも日本代表になれるかも? 地図を読む力が試される「ニュースポーツ」
東京オリンピックが近づいてきました。今からオリンピック選手になるのは無理でも、まだ知られていない「ニュースポーツ」で日本代表を目指してみるのはどうでしょうか?
「ニュースポーツ」とは、1980年以降に考案され、レクリエーションの一環として楽しむことができるスポーツのこと。32種目のニュースポーツが無料で体験できる『ニュースポーツEXPO in多摩』(3月12日開催)に参加してみました。
はじめに挑戦したのは「モルック」というフィンランド生まれのアウトドアゲーム。木製の棒・モルック(molkky)を投げて、木製ピン・スキットル(skittles)を倒します。
1から12までの数が書かれたスキットルに、3メートルほど離れた地点からモルックを投げます。1本だけ倒れた場合はスキットルに書かれている数字が点数になります。しかし、複数本倒れた場合は、倒れたスキットルの本数がそのまま点数になります。
この点数計算がなかなか曲者。高得点をとるため1本狙いにするか、手堅く本数を倒しに行くかで大きく結果が変わります。
次に試したのは「スポーツテンカ」。スポーツテンカはペナルティのワッキーさんがプロデュースするニュースポーツです。
ボールを下から投げて相手にキャッチしてもらうゲームですが、そのキャッチの仕方により得点が変わってきます。基本得点は、相手が普通にとれるボールを投げ、相手がボールをとれなかったら1ポイント。5ポイント先取した人が勝ちです。
スポーツテンカのおもしろさは、一気に得点がアップする必殺キャッチにあります。両足でボールを挟みキャッチする"カニバサミ"、腰に両手をまわし背後でボールをキャッチする"イチローキャッチ"などは、成功すると一気に5ポイントがもらえるレジェンドキャッチと言われるもの。
意外とできない必殺キャッチ……。地道に点を稼ぐか、レジェンドキャッチを目指すかが勝敗に大きく影響を及ぼしそうです。
また、現在スポーツテンカ公式サイトでは、必殺キャッチ動画を募集しています。すごい技は、公式必殺キャッチとしてルールに追加されるとのこと。
氷上のスポーツであるカーリングの陸上版「ユニカール」。カーリングをオフシーズンでも楽しめるように、とスウェーデンで考案されたスポーツです。取っ手のついたプラスチック製のストーンを専用カーペットの上で滑走させます。
カーペットの上にもかかわらず、氷上と変わらずなめらかに進むストーン。ストーンは軽いので子どもでも簡単に滑走させることができますが、円の中心に寄せストーン同士をぶつけるのは大人でもなかなか難しいです。
ユニカールは用具さえ揃えば体育館や広場などどこでもできるので、カーリングより手軽に楽しめます。
体を動かすのは苦手という人にオススメしたいのが「トレイル・オリエンテーリング」。コンパスと地図を持ってチェックポイントを巡りながら、『大きな木の南側にあるのはA、B、Cのどれ?』 というような設問に答えていきます。
林には入らず道路のみを使うトレイル・オリエンテーリングは、速さではなく正確に地図を読む力を競うため、車いすや松葉杖などを使う人、激しい運動ができない人も一緒に楽しむことができます。
まだまだスポーツ人口の少ないトレイル・オリエンテーリングは、今から日本代表を目指しても遅くないニュースポーツ。地図を読むのには自信があるという人は、ぜひ挑戦してみましょう。
32個ものニュースポーツを楽しむことができる『ニュースポーツEXPO』。まだまだ知られていないスポーツがたくさんありました。運動不足を解消するもよし、日本代表を目指すのもよし、まずは気軽に試してみてはいかがでしょう。
(舟崎泉美・イベニア)
「ニュースポーツ」とは、1980年以降に考案され、レクリエーションの一環として楽しむことができるスポーツのこと。32種目のニュースポーツが無料で体験できる『ニュースポーツEXPO in多摩』(3月12日開催)に参加してみました。
木製の棒を投げるだけのお手軽スポーツ「モルック」
はじめに挑戦したのは「モルック」というフィンランド生まれのアウトドアゲーム。木製の棒・モルック(molkky)を投げて、木製ピン・スキットル(skittles)を倒します。
1から12までの数が書かれたスキットルに、3メートルほど離れた地点からモルックを投げます。1本だけ倒れた場合はスキットルに書かれている数字が点数になります。しかし、複数本倒れた場合は、倒れたスキットルの本数がそのまま点数になります。
この点数計算がなかなか曲者。高得点をとるため1本狙いにするか、手堅く本数を倒しに行くかで大きく結果が変わります。
レジェンドキャッチで勝利をつかむ「スポーツテンカ」
次に試したのは「スポーツテンカ」。スポーツテンカはペナルティのワッキーさんがプロデュースするニュースポーツです。
ボールを下から投げて相手にキャッチしてもらうゲームですが、そのキャッチの仕方により得点が変わってきます。基本得点は、相手が普通にとれるボールを投げ、相手がボールをとれなかったら1ポイント。5ポイント先取した人が勝ちです。
スポーツテンカのおもしろさは、一気に得点がアップする必殺キャッチにあります。両足でボールを挟みキャッチする"カニバサミ"、腰に両手をまわし背後でボールをキャッチする"イチローキャッチ"などは、成功すると一気に5ポイントがもらえるレジェンドキャッチと言われるもの。
意外とできない必殺キャッチ……。地道に点を稼ぐか、レジェンドキャッチを目指すかが勝敗に大きく影響を及ぼしそうです。
また、現在スポーツテンカ公式サイトでは、必殺キャッチ動画を募集しています。すごい技は、公式必殺キャッチとしてルールに追加されるとのこと。
カーリングを陸上で「ユニカール」
氷上のスポーツであるカーリングの陸上版「ユニカール」。カーリングをオフシーズンでも楽しめるように、とスウェーデンで考案されたスポーツです。取っ手のついたプラスチック製のストーンを専用カーペットの上で滑走させます。
カーペットの上にもかかわらず、氷上と変わらずなめらかに進むストーン。ストーンは軽いので子どもでも簡単に滑走させることができますが、円の中心に寄せストーン同士をぶつけるのは大人でもなかなか難しいです。
ユニカールは用具さえ揃えば体育館や広場などどこでもできるので、カーリングより手軽に楽しめます。
頭脳派にオススメ"「トレイル・オリエンテーリング」
体を動かすのは苦手という人にオススメしたいのが「トレイル・オリエンテーリング」。コンパスと地図を持ってチェックポイントを巡りながら、『大きな木の南側にあるのはA、B、Cのどれ?』 というような設問に答えていきます。
林には入らず道路のみを使うトレイル・オリエンテーリングは、速さではなく正確に地図を読む力を競うため、車いすや松葉杖などを使う人、激しい運動ができない人も一緒に楽しむことができます。
まだまだスポーツ人口の少ないトレイル・オリエンテーリングは、今から日本代表を目指しても遅くないニュースポーツ。地図を読むのには自信があるという人は、ぜひ挑戦してみましょう。
32個ものニュースポーツを楽しむことができる『ニュースポーツEXPO』。まだまだ知られていないスポーツがたくさんありました。運動不足を解消するもよし、日本代表を目指すのもよし、まずは気軽に試してみてはいかがでしょう。
(舟崎泉美・イベニア)