本来の機能とは別に、コミュニケーションツールとして使う文房具が数多く出回っている。気軽に使う人の思いをこめることができ、特に感謝の気持ちを伝えやすいのが人気の秘密。このアイテムがどれだけ気持ちをこめられるか、試してみた。

今回使ったアイテムはこちら。



コクヨ 和ごむ
マルアイ こころふせん

「和ごむ」は水引の蝶結びをモチーフにしたシリコン製の輪ゴム。



「こころふせん」は、のし紙を付箋タイプの形状にした変わり種付箋。



これらをちょっとしたプレゼントに添えることで、相手へのお礼が気楽かつさりげなくできるそう。どれぐらい気持ちがこめられるのか、いろいろ試してみた。

まずはオーソドックスにお菓子。






確かにお菓子単体を渡すより、和ごむやこころふせんを足したほうが贈り物感は増す。こころふせんは丸いものと相性が良さそうなので、いくつか貼ってみた。




栄養ドリンクは「残業頑張って!」感が出るのががちょっとアレだけれど、気になる人からこれをもらえたら「終電までやったる!」と思えるかも。ビールはお中元・お歳暮感が出るものの違和感はあまりない。うまい棒は一目見ればすぐわかる馴染み方だ。さらに、意外と合うのではと思ってやってみたのが袋麺。



どんなシチュエーションなのかはわからないが、きっと月末ピンチのときにもらったら嬉しいだろう。小さいサイズのこころふせんは、おせんべいなど個包装のお菓子と相性よし。



和ごむは巻くという特性上、かっちりしたものと合わせるのが良さそうだ。



こんな風に本を贈られたら、嬉しいかもしれない。もっとストレートに便せんや手紙を巻くというのはどうだ。

これを、



こう。



何か、時代劇の密書みたいになってしまった。恋人同士ならこんなたまにこんなお遊びをするのも面白そう。

いろいろ試してみたが、結局どちらもお菓子類との相性がとてもいいというところに落ち着いた。箱系のお菓子なら和ごむ、袋系ならこころふせんと使い分けるのがよさそうだ。そういえばもうすぐホワイトデー! 義理チョコのお返しに悩んでいるなら、変に奇をてらわず、ある意味まっすぐにお礼するというのはどうだろうか?


あくまで、軽い気持ちのつもりで。

(金山靖)