中心から追いやられ、ベンチ生活となり、今では彼も怒っている。すでに以前も目にした光景だ。

サンプドリアのアントニオ・カッサーノは28日、サン・シーロでのミラン戦を前にした最終調整で、練習を途中で切り上げた。怒鳴り出したカッサーノは、ドレッシングルームへと戻り、理由を説明せずに練習場を後にしている。

カッサーノは写真やサインのために練習場の外で待っていたファンにあいさつすることもなく、練習場を後にした。今回のこのエピソードは、すでに以前からカッサーノとほかのチームのメンバーの関係が非常に緊張していたことの現れでしかない。

試合でカッサーノはベンチスタートとなった。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、カッサーノについて次のように述べている。

「彼が意欲を欠いていたとは思わない。私の後ろにいたからかな。カッサーノは全力を尽くすために練習でその姿勢を示した。試合中に彼の起用も考えたよ。ただ、0-3とされて、チームがあまり確信を持っていなかったから、出場させることを避けた。このままの仕事を続ければ、必ず彼は大きな助けとなるだろう」

サンプドリアは29日、ツイッターで今回のカッサーノの出来事を否定している。