YouTube、動画のタイトルや説明文を翻訳可能に。多言語化により海外での新規ファン獲得に期待
毎月、世界中で10億人を超えるユーザーが76もの言語で利用しているYouTube。
1つのYouTubeチャンネルに訪れる視聴者の3人に2人が、発信者とは異なる国からアクセスしており、それは再生回数の平均 60 %を占めるそうです。
このような状況を受け、YouTubeが今回新たに以下の3つの翻訳関連機能を実装しました。
1.動画タイトルや説明文などに他言語も設定
従来、動画のタイトルや説明文、チャンネル名、再生リストには1つの言語でしか表現できませんでしたが、今回の新機能により、オリジナル言語以外に他言語の翻訳を自分で付加できるようになりました。
例えば日本語だけでなく、欧米やアジアの言語のタイトルや説明文などを設定しておくことで、海外ユーザーの目に留まる可能性が高まります。世界中でファンを獲得でき、アウトバウンド施策としても有効な手段となるでしょう。(詳細)
2.有料の翻訳サービスを提供
動画字幕、タイトル、説明文の翻訳を有料で発注できるようになります。
各ベンダーの料金を比較したうえで翻訳を依頼でき、翻訳が完了すると YouTube が自動的にコンテンツをアップしてくれます。(詳細)
(※本サービスはまもなく提供開始予定とのことです。)
3.コミュニティの協力を得て動画に字幕を追加
さらに、クラウドソーシングを活用した動画の字幕制作も可能になるとのことです。
YouTubeアカウント上で字幕投稿設定を有効にし、動画に元の言語の字幕を付けておけば、コミュニティのメンバーが字幕を翻訳し、投稿してくれます。
投稿された字幕は、審査、編集、公開、報告、不承認の操作を行って管理し、十分な審査が行われると、字幕は自動的に公開されるとのことです。(詳細)
(※本機能は現時点で一部のユーザーのみに適用されています。)