「勝つためには奇跡が必要だったが、それはなかった。彼らは無敵艦隊だ。今夜、ここで勝つことは本当に不可能だった」

ローマは24日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節で、バルセロナに敵地で1-6と大敗した。前日会見で「無敵のチームはない」と話していたルディ・ガルシア監督だが、6失点で考えを変えることとなったのだ。

「バルセロナは素晴らしいチームだ。今の彼らはおそらく世界最強だろう。幸いにも、BATEとレヴァークーゼンが引き分けたから、未来は我々自身に懸かっている」

バルセロナの功績をたたえ、ローマのミスや足りなかったことについては話さなかったガルシア監督だが、こう認めている。

「いずれにしても、6失点した結果には落胆しているし、悔しく思っている。相手はレアル・マドリーに敵地で4-0と勝利したばかりで、素晴らしい時期にあった。今のバルセロナ相手にプレーすることはできない」

昨季のCLでバイエルン・ミュンヘンに本拠地オリンピコで1-7と大敗したことを考えずにはいられないだろう。

「私は心配していない。こういう負け方は好きじゃないが、バイエルン戦と比較すべきではないよ。先制していたとしても、我々は負けていただろう。彼らの方が強いからだ。我々はもっとスペースを閉ざせたはずだがね。すぐにプレスをかけ、CKからチャンスがあって、それからスペースを閉ざしたが、それでも2失点した。前半はもっとうまくボールを使えたはずだ。後半はシステムを変えた。だが、結局は何も変わらなかった」

「選手たちにとがめるところはなかった。ゴールを奪うことは可能だったが、今日の試合に勝つのは不可能だった。ベスト16に進みたければ、次はBATEをホームで倒さなければいけない」

最後に、ガルシア監督は前回の対戦で1-1と引き分けていることに言及した。

「このバルセロナのパフォーマンスは、前回の対戦でドローだったことの価値をさらに高める。今の我々は彼らのレベルからほど遠い。こういう負け方をして残念だが、我々がすべきことはリーグ戦のことを考え、そしてBATEに勝つことだ」