2年で資産200万を2000万にした会社員の 上方修正に先回りする株の投資ワザとは?

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今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号には、「1億円で安心老後&不動産・株・投信で最高20億の6人のワザ」の大特集が載っている。その中から、毎日仕事三昧の会社員がたった2年で資産を10倍にまで増やした株のワザを紹介しよう。

材料が出た時に「みんながどう動くか」を読む!
株価が買い値から5%下回ったら即損切り

 ざわかみさん(仮名)が重要視するのは、他の投資家からの買いが集まりやすい株に注目するということ。


「PERが12倍くらいの銘柄が、利益を上方修正してPER6倍になったら、みんなが買いたいと思いますよね。この上方修正の前のタイミングで買えば利益を得られるんです」
 まず、「株探」などのサイトで、通期予想に対して業績進捗率が高い銘柄を探す。買うタイミングはまちまちで、第1四半期の好決算で注目度が高まった場合、中間期までに上昇してしまうため決算直後に買い3カ月保有する。ただし、長く保有すると、地合の悪化リスクがあるので、注目度の低い銘柄は、決算発表の3日前〜当日などに仕込む。日本マニュファクチャリングサービスは、第1四半期が好調も株価が全く反応せず、中間決算時の上方修正でストップ高に。前場に買って、翌日に売り抜けて20%の利益を得た。


 一方で、ラ・アトレは、5月に好決算を発表した後、7月に株主優待の拡充も発表したことで株価が少しずつ上昇したため、少しずつ買って8月の中間決算で1株益が期初予想の倍になる上方修正を発表して、株価がストップ高になった時に売却した。
「含み損が嫌い。上がり始めたらまた買えばいいので、損切り後に上がって買い直したとしても、それはコストと割り切っています」
 保有株は常に5〜10銘柄。機関投資家は出し抜けないので大型株は避け、中小型株で少しずつ利益を積み重ね、資産を2年で10倍にできたのだ。

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