人の脳は簡単に騙される! 日本人だけが読めない文章「なんて書いてあるの?」でネットを騒然
人間の脳は、自分たちが思っているほど信頼できるわけではない。
「○○だけがわからない」「○○だけはこう見える」というトリックに無意識に引っかかってしまうらしい。
これは、ある先入観があると、違う意味に見える錯覚を使った手法だ。
最近ではSNSで、「日本人だけが読めない文章」というものが騒然となっている。
●読めそうかな…と思ったら本当に読めなかった!

読めなさそうで読めない謎の文章
その文章というのは、普通の文字ではない。
なんだか、カタカナのような、違うような文章なのだ。
無理やり読もうとすると、
「カモソ コUソモ…」
となってしまう。
まるで解読されていない文字としか思えない。
そう、このような文字は失われた文明で使われた神官の文字に違いないハズ…。
と思いこみたいのは山々だが、実は、そうではない。
そもそも、この文章が読めないのは「日本人」である証明でもあるのだ。
正確には、日本語を使う人ほど、読めない文章なのだ。
●実は、日本語に見える英語だった!
この文章、実は「英語」だったのだ。
いや、ちょっと待って欲しい。
英語に「カモソ…」なんて言葉はないハズだ。
そりゃあそうだ、カタカナではないからだ。
この文章は、カタカナをベースにして、デザインされている英語フォントというのがカラクリなのだ。
つまり、全部アルファベットなのだ。
フォントデザインのベースがカタカナであるため、カタカナが読める日本人は、英語フォントがカタカナにみえてしまう。日本語では、漢字、ひらがな、カタカナ、英文字、数字、これらを混在して文章を読む。
かららこそ、カタカナに似た英文字は、カタカナとして脳が勝手に判断して読んでしまうのだ。それで、日本語を使う人だけが、かえって読みにくい、読めないというワケだったのだ。
ちなみに、この文章を普通の英語にすると以下のようになる。
hey guys
can’t you read
this sentence?
why can't? cause you are japanese
(やあ、この文章が読めないのかい? どうしてだと思う? それは日本人だから)
というものだ。
見比べてみると、なるほど英語のように見えなくもない。
しかし、筆者にはなんど見ても、カタカナに見えてしまうのはアタマガカタイカラだろうか。
布施 繁樹