アマ優勝は逃したが、アマチュアとして史上初の3週連続トップ10入り(撮影:ALBA)

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<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇2日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー『大東建託・いい部屋ネットレディス』最終日最終組で回ったアマチュアの新垣比奈。トータル5アンダー・3位タイからスタートし、序盤に7アンダーまで伸ばして、優勝争いに食い込むも、前後半の上がりでスコアを崩し、トータル5アンダーのままフィニッシュ。7位タイと史上5人目のアマ優勝は叶わなかったが、史上初となる“アマ3週連続のトップ10”フィニッシュを果たし、堂々の結果で大会を終えた。

 「(最終組は)意外と緊張がなくて。雰囲気を楽しめてよかったです」と最終日を振り返った新垣。ティショットを林の方向へ曲げる場面が何度かあり、初めての雰囲気にのまれ、2日目“66”のようなビックスコアの可能性は見られなかったが、優勝争いの緊迫感を優勝者と共有できたことは大きな経験だ。
 大きな注目を集めた『サマンサタバサ・レディス』からの3週間の締めの大会は、同組の原が緊迫感を抱えながら見事優勝する様を目の当たりに。「感動ですよね。(優勝争いの緊張感は)伝わってきました。良い経験になりました」といい、プロへの憧れが強くなったという。
 今後は『全国高等学校ゴルフ選手権大会』に出場し、ツアー出場予定は10月の『日本女子オープン』。昨年の同大会は永井花菜が単独3位に入り、注目を集めたが、“アマ3週連続のトップ10”の新垣は優勝争いに食いこむ可能性のある選手として、注目を集めるだろう。
 一時トップと一打差になった際の心境を「もしかしたら、あと1歩、あと1歩のところで届かないという感じでした」と話した16歳にとっては、悔しさを晴らす時間はまだまだ限りなくある。
<ゴルフ情報ALBA.Net>