学生の窓口編集部

写真拡大

「乗り物に乗ると、揺れが気持ちよくてついうとうとと居眠りをしてしまう…」ことありますよね?しかし逆に「乗り物に乗ると酔ってしまうので酔い止めが必要です」という人もいます。

また、「電車は酔わないけれど、車は酔ってしまいます」なんていう人もいて、車やバスに酔う人の方が圧倒的に多いそうです。酔う人、酔わない人、この違いは一体何なのでしょうか?


「三半規管」に影響を及ぼすことで「酔い」は起きる。しかも「前後の揺れ」が大きく影響し、上下、左右に比べて極めて前後の揺れに対しての適応能力が低いのだとか。だから、信号などで頻繁に停車するバスや車の方が圧倒的に酔う確率が高いというわけ。

電車でも、横向きのシートタイプは左右に揺れるが、ボックス型のシートタイプでは、後ろ向きに座わることもあり、前後に揺れるボックス型の方が酔い率が高くなるのだとか。さらに車の中で、スマホを使うと視界からの情報が多くなり、脳がストレスを感じて酔う度はアップする。あとは、睡眠不足でも酔いやすくなる。

つまり、「三半規管」を安定させるためには、脳の揺れをなくすこと。車だったら、あごを引いて、顔を窓にくっつけて、車の揺れに体を少なくする。眼に入ってくる情報を少なくするために、サングラスをかけて脳と体のズレをなくすことで軽減される。

酔うと自覚があれば、酔い止めの薬をあらかじめ飲む、エチケット袋を用意しておくなど、事前に心理的ストレスを軽減させることで酔う可能性は少なくなる。