23日に始まった「ガンプラEXPO」の会場。

写真拡大 (全2枚)

ガンダムのプラモデル(ガンプラ)の歴史をふりかえるイベント「ガンプラEXPO」(バンダイ主催)が23日、東京都豊島区の池袋サンシャインシティで始まった。30日まで。

 ガンプラの歴史は、1979年に始まったアニメ番組「機動戦士ガンダム」のキャラクター「ガンダム」が、翌80年にプラモデルとして商品化されたことに始まる。発売後わずか半年で販売個数が100万個を突破し、ヒット商品となった。その後もガンプラ人気は続き、2006年3月までに累計約3億7600万個が販売されている。

 「ガンプラEXPO」では、ガンプラ26年の歴史を年代ごとに紹介。大型ジオラマセットやガンプラに関わる著名人のコメントなどの展示に、マニアや家族連れが熱心に見入っていた。また、イベント期間中には限定アイテムの販売も行われている。夏休み中の小学生の息子2人を連れた父親が「お父さんも一生懸命作ったんだぞ」などと思い出を語る声も聞こえてきた。

 イベントの開会式で、ガンダムのキャラクターのアムロ・レイ役の声優をつとめる古谷徹さんがあいさつし、「ガンダムはプロの声優としての第一歩の作品だと思っている。アムロで、ナイーブな役もできると認められた。これがなければ声優をやめていたかも」とガンダムへの思い入れを語った。古谷さんがガンダム以前に、人気漫画『巨人の星』の主人公・星飛馬の声優もつとめたことがあることは、ある年代以上には有名。

 入場無料。開場時間は、午前10時から午後6時まで。最終日は午後5時まで。【了】

■関連リンク
ガンプラEXPO