バラックをはじめ、敗戦が決まった後、ドイツの選手はピッチに倒れこんでからなかなか起き上がれなかった
【7月4日 ドイツ 0−2 イタリア】
(ドルトムント)

 死闘の末、イタリアが延長後半13分過ぎから2得点し、通算12度目の決勝進出を決めた。前後半の90分と延長前半を合わせ105分を戦って、0-0のスコアレス。両チームともに決め手を欠く試合運びとなった。しかし延長後半14分、イタリアが怒涛の攻撃。ペナルティエリア付近のMFピルロがゴール前右のDFグロッソへ絶妙なパスが通ると、グロッソは迷わず左足でシュート。これが決まり値千金のゴールとなった。終了間際にも戦意喪失した相手ディフェンスをカウンターで交わし、FWデルピエロがゴールを決め、2-0でホスト国ドイツを粉砕し、ファイナルへコマを進めた。ドイツはGKレーマンがファインセーブを連発するが、イタリアの堅守の前に決定力を欠き、3位決定戦へ回ることとなった。

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