警視庁は19日、2005年度の東京都内の少年非行の概況について調査をまとめ発表した。凶悪犯や盗品犯などの「非行少年」は前年より減少したが、深夜はいかいや喫煙などの行為をする「不良少年」は3年連続7万人を超え増加傾向にあることがわかった。

 凶悪犯で検挙・補導された少年は前年と比べ17人減少したが、詐欺などの知能犯は12人増加した。また、犯罪少年(罪を犯した14歳以上20歳未満の少年)の、14歳−19歳の人口1000人当たりの検挙数は20.1人で、10年前から20人前後で推移している。刑法犯少年に占める女子の割合も過去最高の21.8%だった。【了】

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警視庁(平成17年における少年非行と育成活動の概況)