耐震強度偽装事件で、姉歯(あねは)秀次元建築士(48)ら関係者8人が逮捕されたことを受けて、北側一雄国土交通相は25日、「我が国の建築物や建築活動に対する国民の信頼を大きく損なうものであり、極めて遺憾である」とのコメントを発表した。

 北側大臣は「捜査の詳細は承知していないが、国土交通省としても、引き続き、事実関係の把握に努め、行政上の処分などが必要な場合は、それを厳正に行う必要がある」との認識を示した。その上で、「再発防止が重要と考えており、今国会に建築基準法等の改正案を提出しているところであるが、できる限り早期の成立をお願いするとともに、その適切な施行を通じ、建築確認検査制度などの信頼回復に努めて参りたい」との所見を表した。【了】

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