井筒監督(左)と武田選手
 日本自転車振興会は31日、都内で会見を開き、競輪の新CMを発表した。企画・演出に映画の井筒和幸監督を起用。現役選手の武田豊樹らが出演している。

 競輪は、CMに小池栄子などタレントを起用してきたが、今回は現役選手のアスリートとしての部分にスポットを当てた。日本自転車振興会の下重暁子会長は「もっと来てよと媚びられると、あまり行きたくなくなる。裾野を広げるのは大切だが、競輪は男の遊び場でいいと思う」と話した。

 企画・演出の井筒監督は、CMのテーマについて「負けたってええやないか、というのがあった」と話し、「いまの時代は、勝ち負けにこだわり過ぎなんですよ」と持論を展開していた。

 新CMは4月1日から、東京、大阪など9地区で放映される。