自民党委員会出席後に記者団に囲まれ、ライブドアとの提携について語るフジテレビの日枝会長(撮影:吉川忠行)

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フジテレビジョン<4676>の日枝久会長は16日、ライブドア<4753>が15日開いた無線LAN新事業の発表会に同社の山田良明取締役編成制作局長が参加したことを「今まではそういうことはなかった。そういう意味では一歩前進。話し合いのムードは以前と違うと言っていい」と評価した。

 ライブドアの同事業に対し、フジテレビとして採用できるか検討に入ったと説明し、「投資に見合えばやっていきたい」と語った。

 また、ライブドアの堀江貴文社長と会う可能性について「ビックプロジェクトが出てくれば会うこともあり得るが、今のところはスケジュールにない」と述べた。

 ライブドアは、東京電力系通信会社のパワードコムと提携して、低料金の公衆無線LAN(構内情報通信網)サービスを、7月末から都内の山手線内側のエリアで開始。10月までには、2200基の基地局を、都内の電柱に設置し、サービス範囲を山手線内全域に広げ、商用化したい考え。同事業により、屋外や移動中でもパソコンを使って高速でインターネットに接続できるようになる。4月に同社との資本・事業提携を発表したフジテレビは、取材現場からの映像送信などに同事業を活用することを検討している。【了】

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