外国資本が日本の森林を買っている――。2010年6月、北海道議会において全国で初めて外資による山林買収の実例が公表された。国際的な山林売買は実態把握が困難な状態が続いていたが、これを契機にマスコミが本格的にこの話題を取り上げ始め、ようやく現実のものとして社会に認識されるようになってきた。北海道で外国資本が所有する森林は、少なくとも33ヵ所、計820ヘクタール(2010年11月現在)。所有企業、個人