”破産危機”のビッグダディはテレビに復帰できるのか。

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 テレビの特番では長らく人気ジャンルとなっていた「大家族モノ」という分野で突出した人気を獲得した「ビッグダディ」こと林下清志さん(49)。かつてはバラエティ番組でよく顔を見ていたが、最近は久しくメディアで姿を見かけなくなった。そんなビッグダディの思わぬ「苦境」を4月6日発売の『週刊ポスト』(小学館)が伝えている。

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「自宅火事」以外は話題が途絶えていたダディの現在

 2006年の9月から通算32回放映されたリアリティ番組『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)でタレント並みの人気と知名度を獲得したビッグダディ。一時は、視聴率15%を越えるほどの社会現象を巻き起こし、その勢いのままタレントへと転身した。2014年4月からはフジテレビ系昼の帯番組『バイキング』の火曜日レギュラーとして活躍していたが、同年10月の番組改編にともなう番組リニューアルを機に番組を降板。それからは「自宅が火事になった」という一報があったきりでメディアから姿を消し、まさに「あの人は今」のような状態だった。

週刊ポスト』ではそんな数々の試練を伝えた上で、あれほど多かった子どもたちは長男ひとりを残して全員去っていったことや、つい3日前には3番目の妻とも飲んでいたこと、歴代の奥さん同士を引き合わせたことなども併せて語っている。また、火事で全財産を失い、子供の授業料も未払いが残っていることなど、「破産危機」に陥っている苦境も伝えている。

「本人はテレビの仕事にも未練があるようですが、ダディのタレントとしての評価は『バイキング』で終わったという見方が多い。視聴者からは『しゃべらなすぎ』『態度が悪い、ただの素人』『ギャラ泥棒』などと酷評され、実際に番組内でもまるでフリートークができませんでした。テレ朝関係者には裏切り者扱いされているし、ダディの背後には怪しげな人物が多く見え隠れしているので現場から敬遠されることもある。タレントとしての需要はゼロといっていい状態です」(週刊誌記者)

 同誌によると現在でも威勢のいい調子は変わらないようだが、前途はあまりに多難だと思わざるを得ない。3月16日にダディは再起を賭けて、東京・浅草にリラクゼーション店『柔々』をオープンしたというが、「実は東京でのリラクゼーション店はすでに一軒潰しているようで、今回の『柔々』は二軒目のチャレンジという話もある」(前出・週刊誌記者)というから”本業”でも先行きは不安だ。四面楚歌にあるといっていい状況だが、そんな崖っぷちでこそ輝くのもビッグダディの真骨頂。ファンの人は実際にお店へ足を運んで、客としてダディを応援してみてはいかがだろうか。

(文・阿蘭澄史)

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