ニューヨーク・ヤンキースとの契約が満了し、他メジャー球団との交渉予定が報道されているイチロー選手だが、移籍先の選定に難航していると海外メディアが伝えている。

一時、その移籍先リストとして挙がっていたヒューストン・アストロズは、GM直々にイチローのようなタイプの選手補強はないと明言。アストロズの線は消え、さらに以前、名前の挙がったサンフランシスコ・ジャイアンツやアリゾナ・ダイヤモンドバックスといった球団からも、一向にその名前が出てこなくなってしまった。

日本でも伝えられているように41歳という年齢がネックになっているとの一部報道もあり、代理人がジョン・ボッグス氏に代わったことなど、例年とは状況が異なることも指摘されている。

一時期話題に上ったセントルイス・カージナルスのファンは、「セントルイスでメジャー3000本安打を達成して欲しい。まだまだ彼はやれるよ」とエールを送るが、ヤンキースファンも今年引退セレモニーが大いに沸いたジーター選手とは裏腹にまったく騒がれることなくチームを去ることになったイチロー選手のことがさすがに気がかりなのか、「イチローはMLBのレジェンドの一人。このまま引退するなんてことはあってはならない」とコメントするなど、世界中の野球ファンが2015年の彼の去就に興味を寄せている。