警官捜査の民家に“大量の尿”、数百個の尿入り容器が並ぶ異常な光景。
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入った瞬間から強烈なアンモニアの臭いが広がっていたという民家にあったのは、茶色い液体で満たされた、数百個もの1ガロン(約3.8リットル)入りプラスチック製容器。1人暮らし用とされ、それほど大きくはない平屋の家の中に、所狭しと無数の容器が並んでいたそうだ。「異常な光景」と驚いた警察官らは液体が違法な薬剤である可能性も考え、州の環境対策局に調査を行う専門家の派遣を要請。10人ほどの調査官がやって来て調べた結果、液体は人間の尿だと判明した。
分析を行った調査官によれば、民家の中にあった容器の数は「およそ200から300個」。少なくとも800リットル弱、最大で約1,100リットルもの大量の尿が家の中に置かれていた希有な状況を受け、警察と環境対策局は「健康に対するリスクが確実にある」と家を板で囲んで立入禁止に。ただ、大量の尿を保管すること自体は違法ではないため、所有者の男性が罪に問われる可能性は、現状極めて低いそうだ。
しかし違法ではないにしろ、いつ衛生環境面で周囲に影響を与えるかは分からないだけに、近隣住民にとっては大量の尿をなぜ保管していたのかが気になるところ。警察と環境対策局は、事情聴取から所有者とされる男性が尿を運び入れていたと見ているが、具体的な理由までは明らかになっていない。結局、尿入り容器はすべて環境対策局によって下水処理施設へと運ばれたそうで、今後責任を問うに足る明確な理由が見つかれば、処理費用の負担を男性に請求するという。