夢から1年。30日のユヴェントス戦では、それを最善の形で祝うことができるかもしれない。インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、就任してから365日を過ごした。『インテル・チャンネル』で、同監督は次のように話している。

「人生が変わったよ。今は全員がもう少しよくお互いのことを分かっている。シンプルな男の人生は大きく変わったんだ。ときどき、私はまだ信じられないよ。私にとってこのチームで生きること、この舞台を経験すること、これほどの場所で過ごすことは夢だからね。この上なく幸せだ。自分の周りにいるすべての人たち、そしてネラッズーロの全員に感謝している」

この12カ月の象徴的な瞬間について、ストラマッチョーニ監督は3つ選んでいる。

「最初の瞬間は、私と前進すると決めたと会長が言ってくれたときなのは間違いないね。あのとき、私にとっては時間が瞬間的に止まったんだ。『自分がインテルの監督だ』と思えばね。感動であり、誇りだよ。自分がそれのレベルなのか、という不安も感じた」

「そのほかについては、幸せな瞬間を挙げたい。この選手たちとうまくやったときのことだ。最初のダービーのようにね。あれはずっと私の思い出となるよ。満員の、インテルカラーで埋まったサン・シーロを目にし、ミランがスクデットを獲得せず…素晴らしい感動だった」

「それから、トリノでの勝利だ。相手はホームで50試合負けていなかった無敵のユヴェントスだよ。インテルはユヴェントス・スタジアムを崩したんだ。スタジアムに人がいなくなっていく一方で、インテルのサポーターたちはお祝いをしていた。この3つが、最も素晴らしかった瞬間だね」

インテルは30日にリーグを支配しているユヴェントスをホームに迎える。

「我々にとっては、絶対的にほかとは異なる試合だ。順位における重要性からも、この対戦にかける我々の強い想いからもね。自分たちにある以上、101%を出して、この試合へと臨む。今週良い練習をして、満員のサン・シーロでプレーする準備を整えている」