“ガールズ&パンツァー”の痛車(東京池袋アムラックス)。

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東京池袋アムラックスで「アムラックスフェスタ2013」に、人気アニメ“ガールズ&パンツァー”のキャラでペインティングされている車が2月11日まで展示されているとの情報をキャッチ。同アニメといえば、可愛い女子生徒たちが戦車に乗って登場するちょっと変わった作品。それが現実の自動車となって現れた。さて、その出来栄えは?

同フェスタでは、痛車の展示だけではなく、「スタンプラリー」や「ビンゴ大会」「痛ミニ四駆グランプリ」「痛車開発会議」「2000GTプラモ工作」など催し物も行われた。会場に行ってみるとミニ四駆のレース場が設置されており、そのすぐ横に痛車がどーんと置いてあった。

ガールズ&パンツァーを知らない人のために、概略だけ説明しよう。戦車を使った「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子の嗜みとされた世界での物語。県立大洗女子学園に転校してきた主人公の西住みほを中心に華道家元の五十嵐華、恋愛に生きる武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い天才の冷泉麻子といったメンバーとともに戦車道を極めていく「ハートフル・タンク・ストーリー」。

バリバリの萌えキャラたちと実際に第二次世界大戦で活躍したドイツやチェコ、ポーランド、アメリカ製などのごついリアルな戦車との組み合わせが新鮮だ。それが今回は自動車と組み合わさったわけ。メインキャラの5人のほかにもキャラがたくさんいるのだが、それらをズラリと会場に並べ、自動車を前後左右、屋根まで萌えキャラで埋め尽くしている。痛者というものを初めて目の当たりにしたが、これはたしかに「痛々しい」。もはや自動車というより大きなおもちゃのように見えてしまう。

アムラックストヨタさんに聞いたところ、これまでアイドルマスターなどアニメとのコラボを手がけてきた中のひとつで、戦車と自動車という乗り物つながりでガールズ&パンツァーを選んだのではなく、あくまで同アニメの人気度や放映期間のタイミングなどからとのこと。しかし、これだけ徹底して一台の自動車をガルパン化するとは恐れ入った。

訪れた日は萌えキャラ好きの日本のオタクたちだけでなく外国人の観光客もいて、「これは何?」というような眼で痛車を見ていた。そりゃそうおもうでしょ。また、ミニ四駆のレース場では親子連れが遊びにきており、持参のミニ四駆を走らせていた。

これからもあっと驚くような痛車をつくってもらいたい!
(羽石竜示)