米国のオンラインエンターテインメント企業・ジプジェプメディア(JibJab Media Inc)は8日、韓国の自動車メーカー現代自動車の米国法人が同社の広告を模倣したとして、訴訟を起こしていたことが明らかになった。ブルームバーグ通信が13日(現地時間)に伝えた。複数の韓国メディアも14日、相次いで報じた。

 韓国メディアは「現代車が米国でまた訴えられる、今度は広告の模倣疑惑」、「現代車、米国で著作権侵害の疑いで訴えられる」などの見出しで、現代自動車が今回は米国で広告を模倣した疑いで訴訟を受けたと伝えた。

 ブルームバーグによると、政治風刺ビデオで有名なジプジェプメディアが、現代自動車の米国ディーラーの広告に自社の著作権の重要な要素が含まれており、また会社名が許可なく使われていたとして、カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦裁判所に損害賠償訴訟を起こしたという。

 米国では11月2日に米環境保護局(EPA)が現代自動車と傘下の起亜自動車が米国で販売した一部車種の燃費表示が水増しされていたと発表したことで、一部消費者が損害賠償と購入・リース契約取り消しを求める集団訴訟を起こしたばかりだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)