節電PCやロボット掃除機も! オンキヨーが家電へ進出【デジ通】
先日、オンキヨーのPC関連部門であるオンキヨーデジタルソリューションズ株式会社について解説した。この会社が取り扱うモニュエル(Moneual)の製品を紹介しよう。

モニュエル社はオンキヨーデジタルソリューションズの親会社になるので、今後は同社関連商品の取り扱いが増えることが予想される。となると、いままで扱ってこなかった家電に参入することになる。



■ロボット掃除機「クレモン」
モニュエルはPCメーカーというより家電メーカーで、今回日本市場に投入した製品でも特に目立つ製品がロボット掃除機の「クレモン」シリーズだ。

ロボット掃除機と言えば、「ルンバ」のiRobotが有名だが、ルンバと比較してスペック的に高い部分が多い。

例えば、充電時間が60分で60分の使用が可能、吸い取る掃除だけではなくモップによる拭き掃除にも対応するなどとルンバではできない機能が搭載されていたりするのだ。

なによりもユニークなのが、上位モデルのCLEMON MR7700シリーズで用意されるモーションコントロールリモコンやオプションとして提供されるゲーム機のコントローラみたいなハンドル型のリモコンだ。

一般的にロボット掃除機は自動的に掃除コースを設定し、放置しておけばあとは勝手に動くだけだが、リモコンを使ってラジコンのようにに掃除機を自在に動かすこともできる。

モーションコントロールリモコンやハンドル型リモコンなら、子供たちがゲームを遊ぶ感覚で掃除ができるなど、一般的には面倒に思われがちな掃除を楽しみへと変えることができる。家事の手伝いをしない子供たちが、ハンドル型リモコンを導入したら、リモコンの争奪戦が起きること請け合いだ。こうした発想は、日本の家電には見られない。




■節電機能のある「SONAMU PC」
多くの節電機能が搭載されているパソコンと言えば、持ち運ぶことを前提に作られたUltrabookやモバイルノート、タブレットPCやSlatePCだが、デスクトップパソコンで節電機能を盛り込んだのがSONAMU PCだ。

PCとしてはCPUにIntel Core iシリーズを搭載するなど性能的に十分なスペックを持っているが、通常のデスクトップにはあまり見られない節電関連機能が売りとなる。

ちなみにSONAMUとは韓国語で松の木を意味しているそうだ。その松の木のCO2吸収能力から地球環境に優しいという意味を示す目的のネーミングで、PC本体には省電力向けの「GREENボタン」を装備し、待機電力もカットするZEROスイッチなどをも搭載する。

GREENボタンは省電力モードへの移行ではなく、スリープモードへ移行するボタンで、本体についているモニターなど周辺機器用のコンセントへの供給電力を遮断する機能がある。

ZEROスイッチは、待機電力を完全にゼロにするスイッチだ。通常はコンセントを差したままだと微量の電気が流れるがZEROスイッチを使うと、まったく電気が流れなくなる。最近の家電製品は、待機電流がない製品がほとんどだが、PCでは珍しいスイッチと言える。

家電製品を使わないときは、やたらと「コンセントを抜け抜け」と騒ぐ神経質な人間がいるが、そういう人には残念なスイッチかもしれない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

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モニュエル ロボット掃除機 クレモン MR7780J-R
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