パリ・サンジェルマン(PSG)に加入したDFチアゴ・シウバが24日、初の会見に出席した。

「ここに来る前、リーグアンはあまり見ていなかった。でも、レオナルドと(カルロ・)アンチェロッティ監督がここに来てから、どんどん関心を持つようになったよ。ここに来ることも考えるようになった。今は満足している。このプロジェクトに確信を持っているし、その一員でいたい」

T・シウバはお金について「優先事項ではない」と述べ、「勝つために、自分の歴史に新たな1ページを記すために」移籍したと話した。移籍交渉については、「簡単ではなく」「とても複雑な状況」だったと明かしている。ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が、一度は移籍を認めなかったことについては、このように続けた。

「あのときはちょっと驚いてしまった。でも同時に、落ち着いていたよ。ブラジル代表のことがあったし、そちらで良い仕事をしていたからね。今はここにいれて、うれしく思っている。家族もいるし、ミラン時代のようにPSGでもうまくやりたいと願っているよ」

だが、ミラノを去ることに寂しさも感じていることは認めた。

「簡単じゃなかった。僕にとっても、クラブにとってもね。でも、これは僕が選んだことだ。自分が強く求めたのであり、満足している。ミランには3年いた。不満はまったくなかったね。最初からとてもよく扱ってもらえた。僕は全力を尽くしたよ。自分にやれるできる限りをやった」

最後に、T・シウバはミランのサポーターにメッセージを送っている。

「ミランのサポーターのことは、決して忘れない。元チームメートたちから、たくさんのメッセージを受け取った。でも、僕のことを良かったって思ってくれているはずだと確信している」

EURO2012の大会中、FWアントニオ・カッサーノはT・シウバを手放さないようにと主張したが、最終的には2人ともミランを離れることになった。

「僕の移籍を知ったとき、アントニオは少し落胆していた。でも、彼がこんなに早く、直接のライバルに移籍するとは思わなかったよ。サッカーではあり得ることで、彼にはエールを送りたい。僕らの友情に変わりはないよ」