取材を進めると、同店を利用したことがある客から話を聞くことが出来た。1人は世田谷区に土地を持つ農業経営者(74)。ご年配だが2〜3度、楽しんだことがあるという。
 「家族が旅行などに行っているときに呼んでいたんですが、あそこはほかの風俗とは明らかに違いました。まず、夜そっと自宅にベンツで送り届けてくれるんですよ。やってきたのは25歳の“モデルさん”でね。顔なんかお人形さんみたいに綺麗で、脚もスラリとして素晴らしかったです」

 3時間で15万円のコースで、その女性は酒に付き合い、肴まで作ってくれたという。さらには、
 「お風呂も一緒に入ってくれるし、サービスも良かった。この齢ですから勃ちも悪いのですが、一生懸命、頑張ってくれるから、必ず最後までデキるんです。あれで15万円は決して高くないよ」
 と、性春をご満悦。なんとも羨ましい限りだ。

 また、同店は「泊まり」のコースもあり、30代前半のIT企業経営者の場合は超美人の女子大生と2泊3日の旅行に出かけたという。
 「最初は2時間10万円でマンションに来てもらったことがあって、これが武井咲にソックリの美人。本人は女子アナになりたいと話していましたね。ただ綺麗すぎるのか、周りの男子学生も恐れ多くて口説かないようで、欲求不満だったみたい。潮まで吹いていましたよ」
 すっかり気に入った彼は、その後、なんと150万円もの大金をはたき、箱根に温泉旅行へ。貸し切りの露天風呂で混浴も楽しんだ。

 売春は犯罪。許されるべきではないが、客の大半が満足していたことは間違いないようだ。
 「不況といわれていますが、絶世の美女ならカネを出す男性は多い。会員の中には総額630万もつぎ込んだ普通の会社員もいたとか。ただ、2時間10万円は確かに高額でも、吉原の高級ソープと大して変わらない。金持ち御用達の風俗に思われますが、決してバカ高いわけではないんです。言い換えれば、芸能美女の売春価格も暴落しているといえるのです」(前出・村上氏)

 この手の店がまだどこかに潜んでいるかもしれない。