皆藤愛子ら美人キャスターが多数所属するセント・フォースが、このほど女子大生専門の芸能プロ『スプラウト』を設立した。
 事務所名は「食用にする新芽」という意味。食べてしまいたいほどぴちぴちした女子大生タレントの集団ということか。
 所属タレントは、『ロンドンハーツ』(テレ朝系)に通訳で出ている慶大生のハーフ・佐藤メリサ、『シューイチ』(日テレ系)でお天気コーナーを担当している慶大生・浅賀優美、元日テレアナウンサー・小野寺麻衣の妹で、慶大生の小野寺結衣と、やたら慶大が目立つ。ほかにミス東大で東大大学院在籍中の森千晶、早大教育学部を卒業したばかりの上野優花ら美人ぞろい。

 なぜこの時期かといえば、これまで大黒柱だった皆藤愛子クラスの仕事が減り、冬の時代だからだ。
 その皆藤は7年出た『めざましテレビ』(フジ系)を3月末で降板した。バラエティーに軸足を移している小林麻耶は、目下レギュラーはBSジャパン『本にあいたい』の1本のみ。妹の麻央も出産だけでなく、梨園に入ったたため自由に芸能活動ができなくなっている。この“三羽烏”の収入が大幅ダウンしているため、危機感を覚えたのだろう。
 CMにも多数出ている滝川クリステルもいるが、彼女は系列のフォニックス所属。直接の契約ではない。
 また、NHKの専属気象予報士だった半井小絵とも契約したが、存在はあまりにも地味で、今後大きな戦力になるかは疑問。

 結果、大口のギャラがとれる有名フリーアナ中心の営業を軌道修正し、小口営業でも稼げる女子大生タレントに本腰を入れることになったとみてよかろう。
 「初々しくて、推定10万円程度のギャラですむ女子大生タレントに代えているのです。皆藤あたりで1回推定30〜50万円。テレビ局はこのクラスのリストラを始めています」(テレビ局制作関係者)

 一時は破竹の勢いで勢力を伸ばしてきたセント・フォースも、曲がり角を迎えている。