左より椎名桔平、小雪
 グリム童話誕生200周年を迎える今年、子どもから大人まで幅広く愛されている名作「白雪姫」をもとに、これまでのイメージを一新させ、“戦う白雪姫”を描いたアクション・アドベンチャー超大作『スノーホワイト』が6月15日より公開。公開を1ヵ月後に控え、16日には女王ラヴェンナ役の日本語吹替え版声優を担当する小雪と、ハンターのエリック役の椎名桔平がアフレコ収録現場で会見を行った。

――一言ずつご挨拶をお願いいたします。

小雪:こんにちは。実写映画のアフレコは初めてだったので、今回は本当に楽しみにしていました。

椎名桔平:僕は実写の洋画のアフレコが初めてで、人が演じたもののアフレコは難しいですね。基本は自分の呼吸で演じますが、監督の的確な指示があったおかげでやりやすかったです。

――今回、吹替えをしてみての感想と難しかった点などありましたら教えてください。

小雪:自分も同じ俳優という仕事をしているので、どういう思いで芝居をされているかが分かるので合わせようと思うのですが、言語が英語と日本語で違う所が難しいですね。英語は的確に物事を伝える言語ですし、日本語は後ろにどんどん補足できる言語ですから、どう伝えていけばよいかすごく考えました。でも、難しいことに出会えるのは勉強になりますので、良かったと思います。

椎名:小雪さんが仰ったように、英語と日本語の違いは感じます。同じ尺で言わないといけないというのは、普段の芝居では考えないことなので難しいですね。

――本作は誰もが知っている「白雪姫」が題材となっていますが、役を演じる上で、注意したことや参考にしたことはございますか?

小雪:シャーリーズ・セロンが楽しんで演じているのをすごく感じるので、そのイメージを変えないで伝えようと思いました。今までと違う解釈のストーリーで女王の人生や、椎名さん演じるハンターの描写も詳しく出てくるので、おもしろいです!

椎名:童話の中で、ハンターのキャラクターはあまり印象にないのですが(笑)、姫を救う役というのが好きなので、楽しく演じました。

――今回、吹替えでの共演になりますが、お互いの印象をお聞かせください。

小雪:ずっと前にテレビドラマで共演してから今回久しぶりに会って、ベビートークで盛り上がりました。

椎名:そうなんです。僕からは子育てのアドバイスもしましたよ!

――悪の女王役ということで、家族など周りの反応はいかがでしたか?

小雪:夫が「今までにやったことのない役だからおもしろいんじゃない?」と言ってくれました。怖いだけでなく喜怒哀楽のある役なので、楽しんで演じています。

――小雪さんは名前に「雪」が入っているので、縁を感じたりしましたか。

小雪:確かに…縁があるのかもしれないですね!美術や衣装も綺麗で、芸術的な面でも楽しめる映画です。

――「鏡よ、鏡…」のセリフは世界的に有名ですが、言ってみてどんなご気分ですか? いつかお子さんに童話「白雪姫」を読みきかせをしてあげることもあるかと思いますが、演技に力が入りそうですね。

小雪:小さいころに私も読みきかせをしてもらった物語なので、アフレコをしてみて、本当に不思議です。ずっと語り継がれている物語というのは、すごいですよね。うちは夫婦そろって俳優なので、絵本の読みきかせは、一般の人より確実に上手いと思います(笑)。

映画『スノーホワイト』公式サイト

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