米国のブログ「pearceonearth」では、家族で関西地方に滞在した米国人女性が訪日の印象をつづっている。

 花見の季節に日本を訪れたいと思っていた筆者だが、大阪市内のホテルはどこも満室で予約がとれなかったという。そこで、田舎の景色も見たいという気持ちから、大阪郊外の旅館に泊まることにした。中心地から45分程度のところにある伝統的な日本家屋で、筆者らにとって理想的な場所だったとつづっている。

 旅館のロケーションは田園と竹林に囲まれていたが、多くのレストランやコンビニエンスストアも近くにあり、子連れで旅をしている筆者にとって便利だったようだ。

 また、付近を探索するには自転車が便利だと聞き、ゴミとして捨てられたとても状態の良い子供用自転車を2台、たったの2000円で購入できたと満足そうに語っている。しかし一方で、多くの日本人は家電やバーベキューセット、自転車でさえもまだ使えるものを捨ててしまうと指摘している。

 旅館では、布団で寝ることや畳の上でご飯を食べたこと、部屋は障子で仕切られており、障子を開けると美しい日本庭園が鑑賞できたことなどについてつづっており、日本文化を楽しんでいる様子がうかがえる。

 トイレについても触れており、もっとも感動したことはトイレに入ると自動的にふたが開き、便座から離れると自動的に閉まり、その後勝手に水が流れ出すことだったようだ。また旅館内だけではなく、公共の場所でも同様のトイレを見かけたと伝えている。

 筆者らが旅行を通して共通に感じたことは、日本の至るところが清潔で安全で効率的だという。多くの家では鍵があるにもかかわらず、自宅に鍵をかけないことや、自分で出したゴミは道路などに捨てず家に持ち帰ること、電車が時間通りに来るなどに驚いた様子。

 次にいつ訪日できるか分からないが、京都や温泉など行きたい場所がたくさんあるので、またぜひ来日したいと抱負を語っている。(編集担当:田島波留・山口幸治)