パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)がフランス『レキップ』に対し、マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの争奪戦から手を引いたことを明らかにした。

「我々はテベスを諦める。狂った金額を出すつもりはない。だから、PSGは撤退する。交渉をストップさせた。チャンスはあったし、我々も検討した。素晴らしいオファーも提示したんだ。だが、合意に達することはできなかった。行き過ぎたオファーを提示するケースではない。つまり、我々は手を引くということだ。我々にとっては終わりだよ」

なお、レオナルドSDはレアル・マドリーMFカカーの獲得交渉について問われると、「何もない」と答えている。

24日、マンCは態度を軟化させたと思われた。テベスの希望を受け、ミランからのレンタル移籍のオファーを検討していると見られたのだ。ミランはテベスをシーズン後に買い取る条件として、夏にFWアレシャンドレ・パトかFWロビーニョが売却されることを掲げている。

だがその後、マンチェスター・シティのカルドーン・アル・ムバラク会長が、UAE『ナショナル』でテベスについて、「我々が適切と考えるオファーを受け取ることがなければ、彼がシティとあと2年半の契約義務がある選手であるということに変わりはない」とコメント。次のように続けた。

「インテルとPSGは誠意をもって我々と話し合おうとしたし、プロフェッショナルな人たちとの取引は常に素晴らしいものだ」

「今の状態では、ミランはテベスの真剣な移籍先候補にならない。(アドリアーノ・)ガッリアーニ副会長と彼のスタッフは、カルロスやその周辺と話したというだけで、まったくあり得ない自信を示してきた。彼らが本当に移籍を望んでいるクラブだと思われたいなら、お互いをほめるのはやめにして、我々の要求がなんであるかを理解しようとしなければならない」