マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの獲得をめぐる争奪戦が複雑化している。同選手は5日、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役との会談に臨むために、代理人のキア・ジョオラビシアン氏とともにリオ・デ・ジャネイロへと向かった。3人は集まってから、マンCの幹部とも電話で話し合っている。

一方、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)も同日、マンCとテベスについて交渉するためにロンドンへ向かった。ブランカTDの目的は、テベスを獲得する場合の金額を知るためだ。だが、ジョオラビシアン氏は「我々はミランとの話をまとめるためにここにいる。インテルとは昨年8月から連絡していない」と話した。

ミランとマンCはこの数日で距離を縮めている。ガッリアーニ代表取締役はテベスの“無条件のサポート”に期待しており、『ガゼッタ』が手に入れた情報では、テベスはすでにミラノの中心部に家を借りたようだ。

ミランは5日中に正式オファーをマンCに送ったと見られ、ガッリアーニ代表取締役は「空想力豊かなオファー」だと話している。ミランは遅くても来週明けまでの返答を求めているようだ。ジョオラビシアン氏は「私は、ミランとマンCが近いうちに合意すると自信を感じている」と話した。