いちおう妖ヶ劇場(作:佐藤真冬)

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 昨年11月17日から連載開始となったマンガ「いちおう妖ヶ劇場」を皆さんはご覧になっただろうか。

 大富豪の娘・勅使河原 栄華(てしがわら えいか)は何不自由なく育ったのだが、突然、父の会社が倒産。債務整理のために財産を失ってしまい、一挙に貧乏街道まっしぐら。父は、海外で新規事業を立ち上げ再起をかけようとするが、栄華を連れていく金銭的余裕がない。やむなく彼女は、都心から外れたボロアパートで初めての一人暮らしをすることになる。しかし、そこは奇妙な妖怪たちの住みかだった。

 毎回、栄華とアパートの管理人のネコ仙人が、懐かしの映画についてトークを繰り広げる展開のこのマンガも第3話まで配信された。今までのおさらいをしてみよう。

第1話:お嬢様が妖怪アパートへ用かい?の巻(紹介作品:スパルタンX)

 記念すべき第1話目。不安を胸にアパートにきた栄華を待ち受けていたのは、ネコ仙人からのバケツの水による洗礼。そして、いきなりの『スパルタンX』についての激論だ。みんな大好きジャッキー・チェンが主演の映画、今、観るとかなりツッコミどころが満載だった。ちなみに「栄華がネコ仙人なんて異形のものと何で普通に会話しているの?」というツッコミは野暮だぜ。(第1話を読む

第2話:パパはいつでも娘をパパラッチの巻(紹介作品:アメリカン・パイ)

 アメリカの青春コメディ『アメリカン・パイ』を紹介。高校の卒業までに童貞を捨てることを目標にした4人組の奮闘を描くのだが、アメリカは進んでいますな。高校で童貞が恥だとは。期待通りの少しエッチなストーリーが笑ってしまう。マンガの方も、のぞきが趣味な「お父さん」という妖怪が登場。栄華ちゃんのちょっとしたサービスカットもある。(第2話を読む

第3話:「悪魔(グレムリン)=日本人」は、あくまで噂ですからの巻(紹介作品:グレムリン

 クリスマスを迎えた栄華ちゃんだが、勿論、寂しいクリスマス。そんな中、「ぐれむりん」という友達を連れてネコ仙人が遊びにきた。映画『グレムリン』のモグワイと似た(?)特性がある妖怪ぐれむりん。米国の陰謀説も交えて、映画談義。みんな忘れているかも知れないが、『グレムリン』は、クリスマスを舞台にした映画だよ。(第3話を読む

 この様に第3話までお送りしてきたが、待望の第4話は、1月5日(木)に配信予定だ。お正月恒例のアレにちなんだ映画を紹介。しかも今回は、お正月スペシャルで大増6ページ。お楽しみに。

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