2011年のセリエAで最も多くの勝ち点を稼いだのは、ミランだった。彼らは1月6日から12月21日までに37試合を戦い、勝ち点80を獲得している。

ミランが首位となっているが、驚くべきことではない。昨シーズンのイタリア王者は、2011-12シーズンの前半戦もトップとなった。

2番手に入ったインテルは、ミランよりも2試合多い消化となった。2010年末の延期分があった彼らは、勝ち点79を稼いでいる。延期された2試合では、それぞれ勝利。ホームでのチェゼーナ戦は3−2、アウェーでのフィオレンティーナ戦は1−0で、それぞれ白星だった。

その次に多くの勝ち点を稼いだのは、勝ち点75のウディネーゼである。チャンピオンズリーグでは予備予選プレーオフで姿を消した彼らは、リーグ戦でこつこつとプレーした。4番手はラツィオで、ナポリやユヴェントスを上回った。ユヴェントスは、2011年前半の不振が大きく足を引っ張った形だ。

その後は、ローマ、ジェノア、フィオレンティーナ、パレルモ、カターニア、パルマ、キエーヴォ、カリアリ、チェゼーナ、ボローニャ、レッチェと続く。

2011年最多勝利チームは、25勝を挙げたインテル。2試合の延期分で勝ったことが大きかった。最多ドローチームはフィオレンティーナで17回。勝ちきれない試合が多かったことになる。

最多ゴールを記録したのは、71得点のミランだ。インテルも同数だが、試合数が少ないミランは時間あたりのゴール数が最も多いことになる。(FWズラタン・)イブラヒモビッチ、(アレシャンドレ・)パト、(アントニオ・)カッサーノ、ロビーニョ、(アントニオ・)ノチェリーノといった選手が違いを生んだ。さらにミランは、最少失点チームでもある。ウディネーゼの31失点よりも少なく、2011年に許したゴールはわずか27だった。

個人では、ウディネーゼFWアントニオ・ディ・ナターレが2011年の得点王。セリエAで違いをつくる彼は28ゴールを決めている。ミランFWイブラヒモビッチは、16ゴールだった。