監視カメラ付けすぎ!韓国でプライバシーの侵害を訴えるケースが相次ぐ

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コンビニや銀行のATMなど、街のいたるところに設置されている監視カメラだが、韓国では監視カメラのせいでプライバシーを侵害されたと訴えるケースが急増しているようだ。

韓国国家人権委員会によると、監視カメラ関連の陳情数は、2005年の80件から2010年は326件へと約4倍も増加したことを明らかにした。相談件数も05年(119件)から2010年(520件)となり、約5倍に増えた。

特に2010年は、陳情、相談、嘆願・案内などすべて合わせると1132件(1日平均3.1件)を受付け、同委員会が設立した2001年から今年8月末までの総受付数は4509件にのぼった。

同委員会が発表した内容によると、工場労働者、アパート警備員、バス運転手などが職場に監視カメラが設置されて監視されていると訴えるケースが多いという。ある工場労働者は、「会社が通告無く監視カメラを設置し監視している」と話した。

同委員会は、「銭湯やタクシーなど公共の場所に、民間企業などが設置した監視カメラのせいで被害を受ける事例が増えている」とした。

参照:あちこちに監視の目、監視カメラ関連陳情件数が5年間で4倍に増加 - 国民日報
参照:職員の対話を盗み聴くケースから勤怠チェックまで…民間の監視カメラ悪用が増加 - 京郷新聞

(文:林由美)

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