ラニエリを新監督に任命したインテル会長「肝心なのは豊富な経験」

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 インテルは22日、クラウディオ・ラニエリ新監督の就任を正式に発表した。マッシモ・モラッティ会長は、ラニエリ監督の就任についてクラブの公式HPにコメントしている。

 モラッティは、「ベストの選択ですね。チーム全体と個々の選手を活性化させるために必要なインテリジェンスを持っていると思います」とラニエリに期待を寄せ、「最も肝心なのは豊富な経験を持っていることです。今、必要なのはそれなのです」とコメント。ラニエリを選択した理由を明かしている。

 ラニエリはこれまでに、フィオレンティーナ、バレンシア、チェルシー、ユヴェントスで監督を務め、昨シーズンはローマを指揮。各国のビッグクラブを率いた豊富な実績が、招へいの決め手となったようだ。

 一方で、公式戦未勝利のままインテルから離れることになったジャン・ピエロ・ガスペリーニ前監督への気遣いも見せている。

「ガスペリーニは気の毒ですよ。我々は常にガスペリーニを支え続けてきたのです。普段からインテルを叩くことで知られる新聞には今朝、違うようなことが書いてありましたがね。実のところ、我々はガスペリーニが成功することを願ってできる限りのことをしたのです。でも、彼はアンラッキーでした。ラニエリの選択には満足しています。彼は良い結果を出すための素質を持っていると思うので」

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