韓国のネット、SNSを中心に「北朝鮮を称賛する書き込み」が増加

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韓国と北朝鮮は現在も休戦状態で敵対する関係だが、韓国のネット上には最近北朝鮮を称賛する書き込みが相次いで見つかり、韓国の警察当局が警戒感を強めているようだ。

16日、韓国警察庁によると、インターネット上にホームページなどを作成し、北朝鮮の主張を一方的に扱ったり、北朝鮮を称賛する内容の書き込みを作成・流布して司法処理された2010年の件数が、82件に上った。3年前の5件(07年)より16.4倍増加した。また、08年は5件、09年は32件で年々増加傾向にあることが分かった。国会行政安全委員会ユ・ジョンボクハンナラ党議員が提出した資料により明らかになった。

警察がインターネット上に掲載された北朝鮮称賛書き込みを削除した件数は、前年8万449件で、07年の1434件の56倍に達した。

ツイッターやフェイスブックなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した事例も確認された。前年は33件、今年は7月までの時点で63件摘発されており、SNSを通じた活動が活発化しているという。

ネット上には「16倍だなんて、なにが起きているんだ?」「大変だ!」「韓国政府は何をしているんだ」などのコメントが書き込まれており、韓国国内に潜む北朝鮮称賛派に懸念を示す人が多くみられた。


参照:ポータル・SNSなどインターネットで北称賛文「急増」 - NEW DAILY
参照:インターネット「北朝鮮称賛文」急増 - ソウル新聞

(文:林由美)

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