陸上の世界選手権(韓国・大邱)に参加している外国人選手2人が、韓国の女子大生2人にセクハラ行為をしたとして韓国警察から取り調べを受けていたことが分かった。選手2人は不起訴となったが、31日までに出国する予定。複数の韓国メディアが報じた。

 30日、大邱東部警察署によると、大邱市東区栗下洞に設けられた選手村アパートで入口で8月25日午後8時ごろ、外国人選手2人が選手村入口でアルバイトをしていた女子大生2人に過度な身体接触をした。

 女子大生2人は先に外国人選手らに挨拶し、外国人選手は自国の挨拶方法だとして女性たちを抱きしめたりした。4人は20―30メートルほど一緒に歩いたが、その間もほほをくっ付けたり、キスをしようとした。

 女子大生が翌日、性的羞恥心を感じたとして警察に届け出たことから、外国人選手は取り調べを受けた。警察は選手を送検したが、選手の代表チーム監督が謝罪したため、30日午後に女子大生側が告訴を取り消した。結局、選手は不起訴処分となり、31日0時50分に韓国を出国した。

 世界選手権の選手村関係者は、「女性たちには外国人選手と接触する時には気をつけるように指導していたが、良くないことが起きてしまい残念」と述べた。(編集担当:新川悠)